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シャツ

シャツの袖丈

vol.349


こんにちは!
歴史とロマンの街小樽の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です


突然ですが私には
10歳と8歳の
2人の娘がいます。
小学校5年生と2年生です。


10歳の娘が今週から
学習塾に通い始めました。


最初はイヤイヤでしたが
予想外に楽しいらしく
4日連続通っています。
今日も行くようです(笑)


やはり勉強は毎日コツコツ
と積み重ねた者が強い
と思うので継続して
がんばってもらいたい
と思います。


私も5月4日から毎日ブログを
書き続けてやっと5ヶ月弱に
なります。


先週のブログ塾で365日連続
更新を目指すことになりました。


その連続更新が今日で5日目に
なります。


世の中には8年間や10年間
毎日ブログを更新している
方がいらっしゃいます。


私もまずは365日連続更新
目指して娘と一緒に毎日
コツコツがんばります。


シャツの袖の長さ


昨日某弁護士さんに
ご挨拶に伺いました。


世間話に花を咲かせていると
ふと『シャツの袖の長さ』の話
になりました。


『どうしてもクリーニングに
出しているうちに袖が
短くなってきてしまう』
というお話でした。


これって『シャツあるある』
なんですよね(笑)
同じように思ってる方
多いんじゃないでしょうか?


そこで今日はシャツの
袖の長さをどのように
決めたらいいのかを
書きたいと思います。


以前にも書いた気がしますが
大切なことなのでまた
書きたいと思います。


決して手抜きではありません
ネタがないわけ
でもありません(笑)


本題に入ります。


『シャツの袖はジャケットから1.5cmほど出す』


右袖のような少しシャツが見える状態のことです


スーツを仕立てたり、買ったり
したことのある方は一度は
聞いたことあると思います。


『そもそもこれってなぜだろう?』
と思いませんか?
え?思わない?
いや、思うはずです!
話を進めます。


話は19世紀に
さかのぼります。


当時は現代のように
ドライクリーニングが
ありませんでした。


スーツは基本ウールですから
自分で水洗いすると確実に
縮みます。


ですので『スーツを洗う』と
いう発想自体
ありませんでした。


対してシャツの素材は
コットン(綿)がメインです。


コットンですから
水洗いできます。


ご自宅でシャツを水洗い
されてる方も多いのでは
ないでしょうか?


洗えるシャツに対して
洗えないスーツ。


だから袖や首の汚れやすい、
肌に直接触れる場所は
シャツを出したんです。


こうすることでウール素材の
スーツが汚れるのを守ったんです。


つまり、シャツをジャケットの
袖口から出すことは
ファッションではなく
汚れないようにする
ためだったのです。


スッキリされましたか?
え?そんなこと知ってた⁈
素晴らしいです!


さて話を正しい袖丈の
測り方に戻します。



↑の写真のように袖のボタンを
外して手を下げた時にシャツが
親指の付け根までくるのが
正しい長さです!


これを親指の付け根ではなく
くるぶしにしてしまうと着ている
うちに短くなってしまいます。


コットンなのでどうしても
洗濯で縮んでしまうという
こともあります。
↑のシャツも作った時は
もう少し長かったです。


あとヒジの部分にシワが
入って上に上がってきて
しまうというのもあります。



ボタンをすると↑のように
キチンとおさまります。


お店で店員さんに測って
もらう時は問題ないと
思いますが、ネット等で


買われる時は上記の
ように親指の付け根
まで測るようにしてください。

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