ブログ

オススメ

テリーフォックスラン札幌2018

vol.363



おはようございます!
歴史とロマンの街小樽の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



昨日北海道新聞の記事で
ランニング教室などでお世話
になっている『作田徹』さんの
写真を見つけました。



相変わらず黒いです(失礼w)
作田さんは今年も
『テリーフォックス・ラン札幌』
の実行委事務局長を
されるようです。



さて『テリーフォックス』
聞いてすぐにピンとくる方は
いらっしゃるでしょうか?



私は2年前のこのイベントで
初めてテリーフォックス
知りました。

2年前のイベントの写真

そしてこの白い人?が
『ストームトルーパー』と
いう名前なのもこの時
初めて知りました(笑)


カナダの英雄『テリーフォックス』


テリーフォックスは
1958年7月28日、
カナダ・ウィニペグ州の
マニトバに生まれました。



子供のころから運動が
得意な少年だったようです。



小さい頃から色々なスポーツ
が好きだったようですが、
特にバスケットボールに熱心
に打ち込んでいたといいます。



その後テリーは大きくなり
体育の教師を目指して
サイモン・フレーザー大学へ
進学しました。



バスケットボール部に在籍し
活躍していた頃、練習中に
右ひざの痛みを訴え、病院で



検査をしたところ、痛みの
原因は骨肉腫という骨のガン
であることがわかりました。



そして、わずか18歳で右足
切断を余儀なくされました。



入院中テリーは自分よりも
幼い子供達が同じ病気で
苦しんでいるのをみて



『この子供達を見過ごすこと
はできない。なにか自分に
出来ることをやらなければ』
と考えました。



希望のマラソン(Marathon of Hope)



テリーフォックスは右足切断と
いう悲劇にもめげず、
立ち上がりました。



1980年4月12日、
カナダを横断する
希望のマラソン
(Marathon of Hope)
に挑戦。

テリーフォックス



目標はカナダの東端
セント・ジョンズから、
西端のポートレンフリュー
まで8000キロにおよぶ
距離の完走と、ガン研究の
ための資金集めでした。



このマラソンのためテリーは
5000キロのトレーニング
を重ね準備を進めてきました。



テリーフォックスは
雨の日も風の日も毎日
フルマラソンと同じ42キロ
を走り続けました。



マラソン開始当初は、誰にも
注目されなかった
テリーフォックスですが



次第にその存在が知られる
ようになり、やがてテレビ
でもテリーの様子が放映
されるようになりました。



沿道で声援を送る人
テリーフォックスの意志に
賛同して寄付をする人



多くの人の心を動かして
テリーフォックスは
走り続けました。



ところが、マラソン開始から
143日目の1980年9月
1日、5373キロに達した
地点でガンの肺への転移が



見つかり、志半ばで
マラソンを中断することに
なってしまいました。



その後、治療を続けていた
テリーフォックスですが、
1981年23歳の誕生日を



目前に控えた6月28日
22歳という若さで
亡くなりました。



テリーの死後、彼の遺志を
受け継いで多くの寄付金が
寄せられ、その額はなんと
2400万ドルに達したと
いわれています。


(出典:カナダ留学ドットコム)



彼の遺志を継ぎ1981年
9月以来毎年、がん研究資金
を募るチャリティーイベント
Terry Fox Run
世界中で開催されています。



カナダ国内の小学校でも
テリーフォックスについて
学ぶ時間があるようで



『We are Canadian
We are Terry Fox』
というスローガンが
掲げられるほど国民にとって
は彼はヒーローのようです。



それを証明するように
2004年カナダ放送協会が
実施した『偉大なカナダ人』
の調査ではトミーダグラスに
次いで2位に選ばれています。



18歳で右足切断したのに
自分より小さな子供が同じ
病気で苦しんでいるのを見て



『子供達のために
なにかしなければ』
って私なら思えるだろうか・・・
無理だろうなぁ〜



毎日義足でフルマラソンを
走りガン研究資金を募ると
いうのもスゴイです。



『自分のためでなく他人のため』
というのが人の心を
動かすんでしょうね。



裕治郎さんが言う彼にとって
『ミッション』
なんだろうなぁ〜



私は彼の名前を聞くたびに
その『鉄の意志』を思い出して
勇気をもらってます。



ブログの365日毎日更新
なんて彼のやったことに
比べたら屁でもないと
思えちゃいますね(笑)



新聞記事を見て改めて彼の
鉄の意志を思い出し
自分の思いを確認しました

Copyright(c) SARTORIA FISTY. All Rights Reserved.