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第5回蔵元と語らう小樽の会

vol.365



こんにちは!
歴史とロマンの街小樽の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



昨日は
『第5回蔵元と語らう小樽の会』
が開催されました。



この『蔵元と語らう小樽の会』
というのは小樽の
『居酒屋わか松』に集う酔っ払い
がノリと勢いで始めた
お酒の会です。



素人ばかりの集まりなので
ちゃんとやれるのか最初は
不安でしたが酔っ払い特有の
ポジティブシンキング

『なんとかなるさ』の精神で
毎年乗り切り今回で
5年連続5回目
開催となりました。



今年参加して下さいました蔵元さんは


 『玉泉堂酒造(株)』(銘柄・醴泉)岐阜県

『(株)九重雑賀』 (銘柄・雑賀)和歌山県

『初亀醸造(株)』(銘柄・初亀)静岡県

『(有)濱川商店』(銘柄・美丈夫)高知県

の4蔵でした。
開会前に蔵元さんとスタッフで

さらに小樽を代表する名店
ミシュラン一つ星の『伊勢鮨』さん
が今年も現場で鮨を
握ってくださいました。
カメラ目線の変な人が社長です(笑)

蔵元紹介



玉泉堂酒造(株)

文化3年(1806)創業。
超軟水の仕込み水で醸される
「やさしい」「旨い」酒は
上品な余韻が口や鼻に残り
日本酒好きを魅了してやまない。



中でも写真の『醴泉正宗』は原料
の酒造好適米から仕込み
管理に至るまでこだわりの粋
を極めた逸品。



上品な香りと綺麗で心地よい
後味の余韻が楽しめます。
余談ですが私も大好きです(笑)
私のイチオシは28BYの正宗

『BY』というのは
『Brewery Year』
略で『醸造年度』のことです。



日本酒の年度は
7月1日〜6月30日のことを
指します。


ですので28BYは
平成28年7月1日〜
平成29年6月30日
間に醸造された
お酒ということになります。



蔵元さん曰くこの28BYは
『実験のお酒』という事でしたが
とても美味しかったです。



もちろん市販されて
いない貴重なお酒です。



(株)九重雑賀


昭和9年(1934)創業。
「雑賀」の酒名は戦国時代に主君
を持たない鉄砲隊として
その名を轟かせ,歴史上で異彩
を放つ「雑賀衆」を遠祖とする
ことから付けられた。



蔵のテーマは,
「より良い酸を食卓へ」と
「主原料からの一貫造り」の二つ。
食酢・日本酒・梅酒を醸している。



また社長の雑賀氏は
元プロボクサーという異色の
経歴の持ち主。



引退して20年以上が経つが
いまだに体脂肪率一桁の
シャープな体つきを誇る
ストイックな蔵元。

赤いラベルの雑賀孫市は今年も人気でした



(有)濱川商店



明治38年(1905)創業
「美丈夫」の酒名は
土佐の英雄・坂本龍馬の
イメージから付けられた。



《とにかく,美味い酒が作りたい》
という信念の元に,吟醸酒に
取り組み20年前に
造り出された。



土佐酒のイメージである
淡麗辛口にとらわれない
味わいを生んでいる。



小規模な蔵だからこそ
できる酒造りにこだわり
一つ一つの基本工程を
丁寧にこなす。



仕込み量を小さくして
醪の温度管理を徹底し
酒質の向上を図る。



総ての酒を低温管理下に置き
品質向上に余念がない。

『夢許』はもちろん四合瓶の金賞受賞酒も美味しかった

寛永12年(1635)創業


「初亀」という酒名は
初日の如く輝き、亀の如く
末長い繁栄を願った
ものという。



南アルプスの伏流水を使い
丁寧に醸されるお酒は
香りと味のバランスが絶妙で
日本酒ファンを唸らせ続ける。



蔵の基本的な指針は,
造り酒屋としての本質の追求。



本物の酒造り本物の人作りを
考え原材料から造りに
至るまで全ての工程において
本物であることを目指す。



初亀といえば,昭和52年に
日本で一番高額な酒として
『亀』(当時,1万円)を発売し,
現在も数量限定ながら
継続して販売している。

新聞紙に包まれた大吟醸かなりパンチが効いてました


毎回ですが各蔵元さんには
市販されていないお酒を
持って来て頂いてます。



この市販されていないお酒を
飲む事を楽しみにしている
方も多いと思います。



私もそうです(笑)
昨日も集中して飲ませて
いただきました(笑)
今年も司会でした(笑)

はせがわ酒店長谷川浩一社長来樽



今回一番のサプライズは
『はせがわ酒店』長谷川浩一
社長が会にいらしたこと。



先週の打ち合わせで
長谷川社長がいらっしゃる
ことを聞いてさすがに
ビックリしました(笑)



日本酒飲みからすると
『長谷川浩一』という名前は
かなりインパクトがあります。



日本酒販売店というジャンル
を遥かに超えて近年は
ヨーロッパに日本酒を
広めようと活動されています。



2012年のロンドン五輪
期間中にも中田英寿さんが
提案した日本酒バーに賛同し
そちらで五輪期間中案内人と
して働いてらっしゃいました。

ロンドンにて
長谷川社長の横で緊張(笑)

社長のお話では15年後には
日本酒消費量は間違いなく
ヨーロッパに抜かれるだろう
ということでした。



今ではかなり広まって
いるようですね。



『醸し人九平次』がパリの
三つ星レストランに
オンリストされた時には
かなり話題になりましたが
それも隔世の感がありますね。



なんかそういうことも
普通になってきましたね。

テーブルに用意されたお酒
伊勢鮨さんの握り


また来年もお楽しみに!



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