vol.414
歴史とロマンの街小樽の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!
先週積もった雪も昨日のいい
お天気でだいぶ溶けました
どうやら今日、明日も気温が
高い模様です
今日の最高気温は11℃
明日の最高気温は14℃
の予報となっています
この気温だと雪は
完全に溶けますね(笑)
そして道路はぐちゃぐちゃです(T . T)
ぐちゃぐちゃ道路にはスエードがオススメ
ぐちゃぐちゃの道路だと
靴が困りますよね
私のオススメは『スエード』の
チャッカーブーツです
というお話をすると大抵
『スエード⁉️しみませんか⁉️』
という反応が返ってきます(笑)
僕が中学生くらいの頃
今から30数年前は
スエードは水が染み込んで
シミになるので
雨の日は絶対NGだと
言われた記憶があります
お手入れもそっと汚れを
消しゴムで落とすくらい
しかないデリケートな
靴だったと思います
しかし専用ブラシと
防水スプレーが登場
してから一気に状況は
変わりました
専用ブラシで汚れを落とし
毛並みを整えてから
防水スプレーをかける
ということを日常的に
やっていればいつまでも
キレイでシミの出来にくい
状態を保つことができます
撥水効果も保てます
そもそもなぜスエードが
雨の日に向いているのか?
ということですがスエードは
表面が起毛しているので
内部まで雨が浸透
しづらいのです
↑図にするとこんな感じです
↑オススメはスエードの
チャッカーブーツです
ひとつ気をつけて頂きたい
のはソールは『革』ではなく
『ダイナイトソール』などの
ラバーソールを選んでください。
↑こんなやつです。
革はシミます(笑)
でも昔はスエードは
雨に弱いって言われていた
ような気がしませんか?
実はそれも間違い
ではないのです
キチンと防水対策をしなかったり
ケアが行き届いていない場合に
色落ちが発生してしまう
という意味で
雨に弱いんです
スエードは
色落ちする可能性がある点で
雨に弱いのであり
手入れさえしていれば
水を通しづらいという点で
雨に強いのです
製法も関係します
雨用靴のオススメは
『グッドイヤーウェルテッド製法』
です
なぜか?
グッドイヤーウェルテッド
製法は革底の
出し縫い糸が
インソールに
縫われていません
対して『マッケイ製法』では
革底の出し縫い糸が
インソールに縫われています
そのため、マッケイでは
出し縫い糸の隙間から
雨がシミてきてしまうのです
結論
雨の日の革靴には
① スエード
② ラバーソール
③ グッドイヤーウェルテッド製法
がオススメです!!