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スーツ

スーツはジャストサイズで

vol.446



歴史とロマンの街小樽の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



第95回箱根駅伝は東海大学
の初優勝で幕を閉じました



往路・復路・総合優勝が
バラバラという
ここ数年では最も面白い
箱根駅伝だったと思います



黄金世代と言われる
現3年生が来年も残る
東海大学が連覇を達成するのか
青山・東洋の逆襲があるのか
来年も楽しみは尽きません



が、今日は駅伝ではなく
箱根ランナーの体型に注目
してみたいと思います



主なランナーの身長・体重・BMI



1区 西山選手 167cm 53kg 19.0
2区 塩尻選手 170cm 56kg 19.3
3区 森田選手 169cm 54kg 18.9
4区 相澤選手 178cm 62kg 19.5
5区 浦野選手 167cm 52kg 18.6
6区 小野田選手 171cm 51kg 17.4
7区 林選手 175cm 59kg 19.2
8区 小松選手 172cm 54kg 18.2 
9区 吉田選手 172cm 52kg 17.5
10区 星選手 163cm 49kg 18.4



さすがに長距離ランナーだけ
あってみなさん細い



長距離ランナーは体が重く
なるのを嫌ってあまり積極的
に筋トレをしません
速く走るには体が軽い方が
有利だからです



筋トレをする場合でも
重いものを持ち上げて
負荷をかける筋トレではなく
体をシャープにする『自重トレ』
などを行うことが多いです



また毎月数百km走りますから
体脂肪がつく暇がありません
特に節制しなくても体脂肪率
一桁なのが普通です



ウエストは?



職業柄気になるのは



『洋服買う時大変
だろうなぁ〜』

ということです



ウエスト60cm台でしょうから
メンズの既製品では
まずブカブカです



ウエスト60cm台というと
普通はレディスのサイズです



おそらくレディスのパンツを
履いている人もいると思います



ジーンズなどのカジュアル服
はレディスでもありだと
思いますが『スーツ』はそういう
わけには行きません



ジャストサイズのすすめ



『大きいメンズ服』(サカゼン)

『小さいレディス服』(プチサイズ)

『大きいレディス服』(モデルサイズ)



などはあっても



『小さいメンズ服』



というのはあまり聞きません
需要はあると思うのですが・・・



心理的に難しいのかもしれません



洋服で『大きい』と『小さい』
どちらでも構わないという場合
男性は大抵『大きい』方を選びます



やはり少しでも大きく見せたい
という心理が働くのでしょう



しかし『スーツ』に関しては
これは不正解



スーツで『大きい』と『小さい』
どちらでもという場合は
『小さい』方を選んでください



自分で着てて『少し小さいな』
思うサイズが他人から見て
『ちょうどいいサイズ』だからです

久保貴敬様



逆に自分で着てて『楽だな』と
思うサイズは他人から見ると
『大きいな〜』と感じるもの
なのです



スーツは楽に着るものではなく
ジャストサイズで着るもの



バブル全盛期には『ソフトスーツ』
というエレガンテとは程遠いスーツが
流行したこともありました

バブル全盛期のスーツ




ただ、あれはあの時代特有の
浮かれた空気が生み出した
特別なものです



ビジネスで着用する流行とは
関係のない『クラシックスーツ』
というのはいつの時代も『ジャストサイズ』
で着るのが美しいです

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