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ウール以外に夏にオススメのスーツは?

vol.471



歴史とロマンの街小樽の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!


一昨日
『ウールは夏涼しく、冬は暖かい』
というブログを書きました


『夏にウールは暑くないですか⁈』←クリック


ブログをお読みになった方から
『ウール以外はダメなんですか?』
という質問がきました


もちろんダメではありません


ウールには
『夏涼しく、冬暖かい』
という素晴らしい特性が
ありますということを
説明したかったのです


今日はウール以外の素材に
ついて説明したいと思います


・コットン(綿)


春夏に向いている素材です
北海道なら真夏でも
問題ありません
私もよく着ています




コットンスーツの色は海の砂
をイメージしたベージュが
コットンの素材感と相性が
いいのでオススメです


元々は英国人がバカンスの時期に
リゾートで着るリゾートウェア
として広まりました


ですので英国人は街中では
コットンスーツはあまり着ません


イタリア人はバカンス以外でも
コットンスーツをよく
着用するようです


これは英国人がバカンス地で
着ていたコットンスーツを
見て、イタリア人がその素朴さと
気取らない感じの印象を気に入り
取り入れたと言われています


・麻(リネン)

コットンと違ってガサガサ
してますから、涼しいです


乾きやすく、ザックリと
織り上げることができます


最大の難点はご存知の通り
シワになることです


ビジネスには不向きだと思います
特に金融関係などでは
ムリでしょう




・モヘア(ヤギの毛)


モヘアとはアンゴラヤギ
の毛のことです


ウールと比べて縮れが
少ないので弾力性や
保温性が少ないです


吸湿性に優れ、光沢が強く
シャリ感があります


夏にとても向いている
素材ですね

モヘア混






・シルク

シルクには特有のサラサラ感
光沢感があり大変軽いと
いう特徴があります


しかしながらシルクは
耐久性に難があります


特に酸性に弱い


つまり汗による変色、劣化が
起きやすいという難点があります



・化学繊維(ポリエステルなど)


シワにはなりづらいですが
熱が逃げないので暑いです


あとやはり見た目に安っぽく見えます





・まとめ


コットンスーツは春夏
モヘア混スーツは夏向き


麻スーツはシワが気にならない
業界なら涼しくて
オススメです


シルク混スーツは光沢感があり
贅沢な素材だが耐久性に難有り


ポリエステルなどの化学繊維が
混じったものは個人的には
オススメしません


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