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スーツ

フラップは出すのか出さないのか

vol.489


歴史とロマンの街小樽の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!


先週私のブログを読んで
頂いている方から

『拝田さんジャケットの
ポケットのふたって
出すの?入れるの?』

という質問を頂きました

フラップ(雨蓋)


ジャケットの腰ポケットに
ついている↑のような蓋を
『フラップ』といいます


日本語では『雨蓋』


このフラップ、元々は屋外で
着る際の雨除け・埃除けの蓋
として生まれたものなのです


つまり、ポケットに雨や埃が
入るのを防ぐことが目的です


ビジネスでは、外出することも
あれば屋内で仕事をすることも
あります


このため、フラップは出しても
しまっても問題なく着ていただく
ことができます


それでも、本来の目的を知り

「外にいるときは出し
中にいるときはしまう」

このような所作がさりげなく
できたら、非常にスマートです


と、言いつつ私はほとんど
気にしていません


この所作をされてる方にも
お会いしたことありません


知識としてはご存知の方も
多いと思いますが、実際は
かなりレアな所作だと思います


フラップが付いていないジャケット



このフラップが最初から
付いていないジャケット
があります


タキシードなどの
礼服が該当します

タキシード


タキシードは

・夜18時以降

・屋内で着用

・宴席用


の礼服という位置付けです


屋内ですから雨も埃も
関係ありません


ですので『フラップ』は最初から
付いていないんですね


◯良土会長こんなところで
いかがでしょうか?

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