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夏靴の出番です

vol.509


歴史とロマンの街小樽の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!


今年は雪融けが早いな〜
と思ってましたら、なんと
30年ぶりの早さだそうです


どうりで・・・


さて北海道の冬には『冬靴』が
かかせません


と言うと、本州の方からは
『冬靴?』と不思議な顔を
されることがあります


冬靴の特徴はソール(靴底)
にあります

冬靴



凍った路面でも滑らないよう
に靴底に加工がして
あるんです

夏靴


一般的な『革底』ですが、
北海道ではこれを『夏靴』と
言います


学生時代、東京で『夏靴』『冬靴』
という言葉を使っていたら
不思議な目で見られたことは
今も覚えています


これだけ雪融けが進むともう
冬靴はお休みとなります


アスファルトで履いていると
靴底が減ってしまうからです


夏靴の出番です


3日の日曜日には夏靴の
準備をしました





準備と言っても普通に
靴磨きをしただけですが


靴磨きの工程


① 靴ひもを外して
シューツリーを入れる


② 馬毛ブラシで土やホコリを落とす


③ ステインリムーバー
(汚れ落とし専用クリーム)
で汚れや古いクリームを落とす


④ 乳化性クリームという靴に
栄養と潤いを与えるクリームを塗る


⑤ 豚毛ブラシで磨く


⑥ ツヤ出し用のグローブクロス
で磨きながら余計なクリームを
拭き取る



5分くらいの動画を見つけ
ましたので、貼っておきます

 

 

革靴はしっかりとメンテナンス
していれば10〜15年は履く
ことが出来る非常にコスト
パフォーマンスに優れた
アイテムです


毎年のように靴を履き潰す人

1足の靴を15年履き続ける人


どちらの人が信用できますか?


『足元を固める』

『足元を見る』


などの言葉があるように靴と
いうのは、他人から非常に
見られているものです


値段ではありません
しっかりと手入れの
行き届いた革靴を
履きましょう


それだけで周囲からの
評価は上がります



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