スーツ
vol.519
歴史とロマンの街小樽の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!
余市町のニッカウヰスキー
余市蒸溜所内の有料試飲コーナー
に12日、10ミリリットル7千円の
モルトウイスキーがお目見えした
同社の宮城峡蒸溜所(仙台市)
の設立50周年記念商品
余市蒸溜所で造った1960年代
から2000年代までの五つの年代
のモルト原酒を合わせた
「シングルモルト余市」
の限定品で、1本30万円
700本だけ販売され
うち5本を試飲に提供する
おちょこほどのショットグラス
の10ミリを、息子2人と分け
合った北九州市の女性(56)は
「口に含んだ瞬間のふんわり
した香りがすばらしい」と絶賛
売り切れ次第、試飲は終了する
出典元:北海道新聞電子版
1本30万円のウイスキー!!!
当然飲んだことありません(笑)
スゴイなぁ〜と思ってたら
地元小樽の『BAR HATTA』さんが
購入されてました!!
しかも『余市』『宮城峡』両方とも!!!
4月5日18:30〜
余市・宮城峡各10ml(計20ml)の
テイスティング会を開催
会費は¥15,000
定員は10名
のようです
興味のある方は
直接お問い合わせください!
弊店のオススメはスリーピース
弊店はクラシックスタイルの
お店のため、お客様に
スリーピースをオススメする
機会が多いです
『なぜクラシックだと
スリーピースなんですか?』
と質問を頂きます
スーツ発祥の地イギリスでは
ジャケット、パンツ、ベストの
スリーピースが始まりでした
それがアメリカで簡略化されて
『ジャケット+パンツ』の
スーツに変化しました
上記のお話をすると
『そうなんですか!
知らなかったです』
という反応が多いです
同様に多いのが
『バーテンダーさんみたいですね』
というものです
ベストの意味
『拝田さん、どうしてバーテンダー
の方はベスト着ているんですか?
シャツ1枚じゃダメなんですか?』
以前頂いた質問です
私の答えは
『ダメです。シャツは正式には
下着だからです』
『お客様の前で下着をさらす
ことはありえませんよね?
だからベスト着るんです
じゃあ、ジャケット着れば
いいのにと思われるかも
しれませんが、ジャケットは
仕事着ではあっても
作業着ではありません
ジャケットを着てカクテルを
作るために腕を激しく動かす
というのはないと思います』
という話をさせて頂きました
・・実はバーテンダー用の
ジャケットってあるようです
その名も『バーコート』
お医者さんが着る白衣を
『ホワイトコート』
料理人が着るのを『コックコート』
同様にバーテンダーが着るから
『バーコート』というようです
求められるのはお客様と対峙
して失礼のない最低限の礼節と
ぐりんぐりん肩やら腕やら
ブン回しても支障の出ない機能性
ゆえに見た目は白いフォーマル
ジャケットでありながら
芯地もパットも、裏地さえも無い
てか逆説的に言えば、それらが
施されていたら作業着では
なくなるので、コートとは
呼ばない・呼べないわけですが
つまりは白衣
バーコートとはジャケット丈の
シンプルな白衣のことなのです
実際、要は白衣であれば良いので
昔から医師・薬剤師用の白衣を
そのまま流用してバーコートと
していたり、と言うと聞こえが
悪いでしょうから言い換えれば
つまり
バーコートに正解がある
わけじゃない
本物のバーテンダーが着る
白衣をバーコートと呼ぶのだ
出典元:ヒネモスノタリトバーテンダー
写真は『宮川元氣さんのブログ』より
ジャケットというよりは白衣
の方がしっくりくるシルエット
ですね
個人的にはベストの方が
好みかなぁ〜
1本30万円のウイスキーの
ニュースからそんなことを
考えていました