ブログ

スーツ

クラシックスーツという普遍的なもの

vol.553


アスリート専門の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



『アスリートの装いの"不"を解決』



この想いで今日も仕事に臨みます!



賞味期限切れ商品を売るスーパーが大阪に



「消費期限」は安全に食べられる期限
「賞味期限」は美味しく食べられる期限です



そのため「賞味期限」を過ぎたら
「食べる派」と「捨てる派」に
人によって選択肢が分かれます



そんな中、大阪に賞味期限を
過ぎた商品などを取り扱う
スーパーができました



消費者が「買う」という選択肢で
食品ロス問題に取り組んでいます



そのお店はJR野田駅からすぐの
ecoeatエコイート)」



一見、普通のスーパーですが
定価600円のラーメンがなんと20円!
1000円の夕張メロンゼリーは180円!







お店の商品はほとんどが
賞味期限ギリギリか
期限を過ぎてしまったもので
メーカーから格安で
仕入れているのです



並べてある商品の一部を
確認すると、ある調味料は
去年の年末が期限だった商品



カップ麺はあと1か月で
賞味期限切れです



そもそも賞味期限が迫ったり
切れたりしている商品が
なぜこんなにたくさん
あるのでしょうか?



それには、食品業界独特の
商慣習が関係していました



その慣習とは、3分の1ルール
というもの



例えば賞味期限が6か月の
商品の場合、3分の1である
2か月ずつに区切って考えます



メーカーがスーパーに卸せる
のは製造から2か月まで
スーパーの店頭に置けるのは
そこからさらに2か月後まで



それを越えるとメーカーに
返品され、結局廃棄処分される
ことも多いといいます






そこで、高津さんたち
全国もったいない市場
では廃棄処分寸前の商品を
メーカーから買い取り
格安で販売しているという
わけなんです



『本来食べられるのに廃棄される食品』
いわゆる『食品ロス』は日本で
632万トンあると言われています



日本全体で1,676万トンの
食品廃棄がある中、
「食べられる状態」での廃棄は
3割以上に上る現状で
経済的にも非合理的な
状態と言えます



この『全国もったいない市場』の
取り組みが『食品ロス』問題の
解消に役立ちそうですね
まだまだ全国で増えていきそうです



クラシックスーツの賞味期限



『拝田さんのところの
スーツっていつまで着れるの?』



『え?どういうことですか?』



『いや、賞味期限というか
流行りがあるでしょう?』



お客様から時々聞かれる質問です



弊店では『クラシックスーツ』
をお仕立てしております



『クラシック』とはなんでしょう?



「少し昔っぽい感じ」というような
意味合いで使われていることが
多いようですが、では昔とは
いつ頃を指すのでしょうか



1930年代には裾巾が50㎝を
超えるような極太パンツが
流行ったこともありますし
1960年代にはかなりタイトな
スーツが流行ったようです



どちらも昔のスーツですが
クラシックスーツではありません



クラシックという言葉には
いくつも定義がありますが
服飾評論家の遠山周平さんは
以下のようにとらえています



「クラシックとは古典でなく普遍である」



「クラシックとは『生命力のあるもの』である」



普遍とは広く行き渡ることで
不変ではありません



時代の流れとともに少しずつ
進化していくものです



今残っている「クラシック」なスーツは
長い歴史の中で沢山生まれては
消えた数々の流行や価値観の中でも
生き残った、王道といえるデザインで
ありシルエットなのです



これからも流行の変化で微妙に
細かいデティールが変わっても
大きくぶれることはありません



そういう普遍的な服を
自分の形で着こなす



これがクラシックスーツの
楽しみ方だと私は思います



自分の軸からずれず、流行り廃りに
左右されない服は、使い捨てず何年も
一緒に年をを重ねていけます



そして長く自分の服と付き合い
自分のスタイルを理解し
自分にマッチした服を着ている



そういうクラシックを
理解する方は、年齢や
体格に関係なく独特の
大人の色気が出て本当に
カッコいいと私は思います



対して情報にいちいち振り回され
踊らされてしまう人を
「メディアダンサー」と呼びます



形だけクラシック風を装って
数年後にはクローゼットを
総替えしなきゃいけないような
メディアダンサーになることなく
自分の中の軸をしっかり
押さえた服を着て
自分のスタイルでスーツを楽しんで
頂ければと思います



これが弊店の想いです

























Copyright(c) SARTORIA FISTY. All Rights Reserved.