スーツ
vol.557
アスリート専門の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!
『アスリートの装いの"不"を解決』
この想いで今日も仕事に臨みます!
日本女子マラソン界の名伯楽
小出義雄さんが24日、肺炎のため
千葉県浦安市の順天堂大
浦安病院で死去、80歳でした
バルセロナ五輪
アトランタ五輪で
メダルを獲得した
有森裕子さん
世界陸上アテネマラソン
金メダルの鈴木博美さん
シドニー五輪金メダルの
高橋尚子さんなど数多く
の名選手を育てました
豪放磊落な性格でシドニー五輪
の高橋尚子さんのレース中
『勝った!』と確信したあと
酒盛りを始め、高橋さんが
ゴールした時には酔っ払って
いたのは有名な話です
小出監督と高橋尚子さんは
ホントにいいコンビでした
今度は高橋さんが自分に続く
名選手を育てて欲しいです
喪服とビジネススーツの黒は別物
昨日『喪服を作りたい』
というお客様が来店されました
簡単に説明しますと
『喪服』は正喪服、準喪服
略喪服に分けられます
正喪服・・・モーニング
準喪服・・・ブラックスーツ
(黒無地のシングル又はダブル
礼服売り場にあるもの
黒いビジネススーツではない)
略喪服・・・ダークスーツ
(濃紺や濃グレー等の無地や
目立たないストライプのスーツ)
遺族・親族で通夜・告別式の場合と
一般の弔問客で通夜・告別式の
場合でそれぞれ違いが
あるのですが、今日は最も一般的な
『準喪服』
に関して書きたいと思います
良く聞かれるのが
『黒いビジネススーツを礼服と
して使っちゃダメなの?』
というものです
そもそもビジネススーツで
黒というのはありえないと
思うのですが、それはまた
別の機会にします
社会人になりたての20代前半
ならともかくそこそこの年齢
になったら『準喪服』と
『黒のビジネススーツ』は
使い分けるのが常識です
『準喪服』と『黒のビジネススーツ』を
使い分ける理由は、生地の違いが
歴然としているからです
準喪服
光沢感が出ないように何度も
何度も染められているため
外で見ても屋内で見ても
とても深い黒
黒いスーツ
光を反射するので外に出ると
グレーっぽく見える
あと織り方も異なります
準喪服は重厚感がありますが
黒のスーツは線を重ねて無地に
した感じなので、黒いスーツで
喪服の横に並ぶとグレーに
見えてしまいます
逆に準喪服でビジネスの場に
出ると黒が深すぎて
違和感があります
さすがに喪服でビジネスの場に
行く人はいないと思いますが
私自身黒いスーツを持って
いないので、写真で比較した
状態をお見せ出来ないのですが
言っていることはなんとなく
分かって頂けるのでは
ないでしょうか?
お通夜や告別式でも何人かは
ビジネス用の『黒いスーツ』で
参列されている方見かけると思います
一般の弔問客としてなら
なんら問題はありません
昨日のお客様は50代後半
くらいの方でしたが、普段
スーツを着ることはほぼ
ないとのことでした
普段スーツを良く着られる方
なら『黒いビジネススーツ』を
オススメするのもありかなと
思いました
普段ビジネスで着用して頂いて
一般弔問客の時にも使って
いただけますので
が、普段スーツ着ないし近いうちに
親族として参列しなければ
ならないとなると
どう考えてもうちで
お仕立て頂く理由がありません
上記のことを説明して
『仕立て屋の私も礼服に関しては
青山さんの礼服売り場で買います』
ということをお話ししたら
納得頂けました
そのままその足で小樽運河沿い
にある青山さんに行ってみると
仰ってました
上記のことをご説明した上で
納得の上で
『それでもいいから作ってくれ』
という方がいらしたら
喜んで仕立てさせて
頂きます
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