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スーツ

キュプラとは

vol.604



アスリート専門の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



『アスリートの"不"を解決』



この想いで今日も仕事に臨みます!



裏地がないジャケット初めて見ました!



昨日のブログで『アンコン』
に関して書きました



『アンコン』とは『非構築的』
という意味で
スーツの世界では
『裏地・肩パッド・芯地』
を極力省いた軽いお仕立て
のことを言います



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頂いたメッセージの中で

『裏地のないジャケット
初めて見ました!』

というものがありました



たしかにあまり一般的
ではないかもしれません



『アンコン』はお仕立てする
工房さんの技術も必要だからです



もしオーダーされる店舗で
『アンコン』が可能なら一度は
お試し頂きたいと思います



シャツのような軽いお仕立てで
特に『クールビズ』の季節には
ピッタリだと思います






写真のような『サッカー』生地なら
コットン100%ですから
ご自宅でもネットに入れて
洗濯可能です



キッチリアイロンをかけるよりは
少しシワを残してラフに着るのも
カッコイイと思います



キュプラとは



『アンコン』では裏地は使いませんが
通常のウール素材のスーツの
お仕立てでは裏地を全面に使用する
『総裏』をオススメしています



ビジネスの場では

『軽さ』
『リラックス感』

よりも『キチンとした感』
が重要と考えているからです

総裏




弊店では裏地は全て

『キュプラ100%』

のものを使用しています



先日お客様から

『裏地でキュプラ100%
ってあるけどキュプラって?』

と質問を頂きました



『キュプラ』って繊維業界
以外の方はあまり聞いたこと
ないと思います



しかしスーツ業界では昔から
好まれてきた素材です



『オーダースーツの裏地には
是非キュプラを!』と
言われてきました



なぜでしょうか?



普通の裏地(ポリエステルが多い)
と何が違うんでしょうか?



まず、ポリエステルは
石油系人工繊維です



たいしてキュプラは綿花の
花芯から取った繊維質を薬品で
処理した、人工繊維でもなく
天然繊維でもない繊維です



研究者が高級素材のシルクを
超える素材を開発する過程で
出来た最高の素材が
キュプラです



具体的な違いとしては
シルクよりも摩擦係数が
少なく滑りがいいという
特徴があります



着心地が良く、静電気も
おきにくいんですね



さらに透湿性がいい
つまり水も空気も
透すのです



シルクの場合、縫製段階で
スチームとアイロンの熱で
縮むことがあり、繊維自体も
決して丈夫とは言えません



虫に食われ易いという
欠点もあります



キュプラはこれらの欠点を
全て補い、発色の良さは
シルク並という
長所があります



近年ポリエステルの品質も
シルクに近くなっていますが
キュプラにはやはり
敵いません



弊店でも裏地でオススメする
のはキュプラ100%のものです



ポリエステルもありますが
やはりキュプラです














弊店ではキュプラ100%の
裏地を54色ご用意してお客様の
お越しをお待ちしております



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