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オーダーシューズに使用される『革』の種類について

vol.646

アスリート専門の
スーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



『アスリートの"不"を解決』



この想いで今日も仕事に臨みます!



オーダーシューズフェア開催中




さて現在8月20日までの予定で

『オーダーシューズフェア』

を開催中です



今回はシューズお買い上げの
方に、札幌MENTO LEATHER
さんの、オリジナルシューホーン
(靴べら)にお名前を入れて
プレゼント致します
お好きな色をお選びください


ブラック・ネイビー・ブラウン・オレンジ



こんな感じで名前が入ります



『MENTO LEATHER』
さんのHP◀︎クリック



ご興味の方はお気軽に
お問い合わせください!



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革の種類



先日のオーダーシューズの
ご説明のブログでちょっと
説明が足りないところが
ありました



それは『革の種類』に関してです



いきなり『キップ』『ステア』
言われても・・・という方が
多数いらしたようです



失礼致しました!



今日はその『革の種類』
説明させて頂きます



一般にシューズに使用される
牛革は『カーフ』『キップ』『ステア』
の3種類です



この3種類は年齢によって
その呼び名が区別されています



出展元:ミューゼオ・スクエア



『カーフ』



生後6ヶ月
までの仔牛の
原皮を使った革



子供の肌がきめ細やかで
柔らかいのと同様で薄くて軽い
ため高級品として扱われる



高級な革小物や靴のアッパー
として使われることが多い



下記のキップと区別するため
「ベビーカーフ」
と呼ばれることもある



『キップ』



生後6ヶ月〜2歳
までの
牛の原皮をつかった革



カーフよりも厚みがあり強度
もあるが柔らかさでは劣る



キップとカーフに分けるのは
日本だけらしく、海外では
両方カーフとして扱われている



キップ(9色)


 

キップこがし(2色)キップロウ引き(3色)

 

キップ型押し



『ステア』



生後3ヶ月〜6ヶ月以内に
去勢され、2年以上育った
オス牛の原皮を使った革



ちなみに去勢されるのは
繁殖用でなく食用だからです



カーフやキップと比べると
柔らかさやキメの細やかさは
劣るが厚みと強度では勝る



一般的に革靴に使用される革は
ステアであることが多い


ステア(5色)


『スウェード』



子羊や仔牛の皮の裏側を
サンドペーパーなどで
起毛させたもの


雨の日に最適


スウェード(5色)



『ベロア』



スウェードと製法は
同じですが毛足が
長いものを指します



スウェード同様雨の日向き

ベロア(4色)



『ヌバック』



皮の表面を起毛させたもの
スウェード、ベロアは裏



『エナメル』



表面を樹脂加工した革
フォーマル向け


ヌバック(3色)エナメル(1色)



『オーストリッチ』




ダチョウの革
山形県産で非常に
希少な高級素材



『アノネイカーフ』



フランス・アノネイ社のカーフ
著名なブランドでも使用する
高級素材



オーストリッチ(1色)・アノネイカーフ(4色)※この2型はオプション料金がかかります



革の世界も調べていくと
奥が深いですね

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