靴
vol.719
札幌・小樽を中心に活動する
アスリート専門のスーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!
『アスリートの"不"を解決』
この想いで今日も仕事に臨みます!
今日は久しぶりの雨
先週〜昨日までは最高気温が
25℃を超す『夏日』が
続いておりました
10月とは思えない暑い日が
続いていましたが
それも昨日で終了
今日からは最高気温も15〜18℃
くらいと一気に秋らしく
なってきます
さらに今日は久しぶりの雨
いつ以来でしょうか?
ちょっと思い出せません
今も外ではシンシンと
雨が降り続いています
雨の日にオススメの革靴
雨の日は革靴に
困るという声をよく聞きます
私のオススメは
『スエード』
と言うと十中八九
『スエード⁈シミませんか?』
という反応が返ってきます
『スエードはしっかりと
防水スプレーをすれば
スムースレザーよりずっと
撥水効果があるんですよ
あとソール(底)は革ではなく
ダイナイトソールなどの
ラバーソールにすれば
完璧です』
とお伝えしています
『そうなんですか・・・
昔からスエードはしみる
から雨の日には
向かないと思ってました』
はい、私も思ってました
なぜスエードが雨の日に向いているのか
私が中学生くらいの頃
今から30数年前は
スエードは水が染み込んで
シミになるので
雨の日は絶対NGだと
言われていました
お手入れもそっと汚れを
消しゴムで落とすくらい
しかない、デリケートな
靴だったと記憶しています
しかし、専用ブラシと
防水スプレーが登場
してから、一気に状況は
変わりました
専用ブラシで汚れを落とし
毛並みを整えてから
防水スプレーをかける
こういうケアを日常的に
やっていれば、いつまでも
キレイでシミの出来にくい
状態を保つことができます
同時に撥水効果も保てます
スエードが雨に向いている
理由は、表面が起毛している
ため、内部まで雨が浸透しづらい
のが1番です
ひとつ気をつけて頂きたい
のはソール(底)は『革』ではなく
『ダイナイトソール』などの
ラバーソール(ゴム底)
を選んでください
革底はシミます
でも昔はスエードは
雨に弱いって言われていた
ような気がしませんか?
実はそれも間違い
ではないのです
キチンと防水対策をしなかったり
ケアが行き届いていない場合に
色落ちが発生してしまう
という意味で雨に弱いんです
スエードは
色落ちする可能性がある点で
雨に弱いのであり
手入れさえしていれば
水を通しづらいという点で
雨に強いのです
製法も関係します
雨用靴のオススメは
『グッドイヤーウェルテッド製法』
です
なぜか?
グッドイヤーウェルテッド
製法は革底の
出し縫い糸が
インソールに
縫われていません
対して『マッケイ製法』では
革底の出し縫い糸が
インソールに縫われています
そのため、マッケイでは
出し縫い糸の隙間から
雨がシミてきてしまうのです
結論
雨の日の革靴には
① スエード
② ラバーソール
③ グッドイヤーウェルテッド製法
がオススメです
オーダー会で『スエード』はいかがですか?
さてそんな
『雨の日用スエード靴』
を作れるオーダー会が
今日から三日間開催されます
10月4日(金) 13:00〜19:00
10月5日(土) 10:00〜17:00
10月6日(日) 10:00〜17:00
場所
中央区南1条西1丁目2番地 松崎ビル3F
私も今の雨用スエードがだいぶ
痛んできたのでこの機会に
一足作ろうと思っています
形は今回も
『スエードチャッカーブーツ』
の予定
色はダークブラウン
またはチョコレート
皆さんもこの機会に
『雨用革靴』
いかがでしょうか?
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