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マラソン

五輪マラソン札幌開催決定で思うこと

vol.748



札幌・小樽を中心に活動する
アスリート専門のスーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



『アスリートの"不"を解決』



この想いで今日も仕事に臨みます!




五輪マラソン札幌で正式決定



2020年東京五輪のマラソンと
競歩の札幌開催が正式決定
した1日、札幌市内で報道陣の
取材に応じた秋元克広札幌市長と
鈴木直道知事に笑顔はなかった



「東京で準備してきた方の
気持ちを考えると
大変重い決定だ」

と口をそろえた2人



急転直下で決まった札幌開催で
準備への不安だけでなく
「棚ぼた」を受けた形の札幌市に
批判が相次いでいるためだ






「極めて異例
時間がない中で進めないと」



1日に札幌で行われた両自治体
幹部による行政懇談会(道市懇)



秋元市長が鈴木知事にこう
切り出すと、知事は

「大会成功に向け、緊密に連携したい」

と応じた



本番まで9カ月



コース設定や警備、イベントとの
調整や経費の負担など
課題は山ほどある



道市懇で知事と市長は
道と市が連携し、五輪への
体制を強化することで
一致したが、道側は

「道財政は厳しく、負担は抑えたい」

のが本音



市が、道の支援をどこまで
受けられるかは不透明



道市懇後の報道陣への対応で
道と市が最も気にしたのが
知事と市長の表情と
東京都への配慮をにじませるコメント



「カメラの前で笑わないでくださいね」



道市懇直前、市幹部は
秋元市長にこう進言



知事と市長は終始、報道陣の前で
笑顔を見せなかった



非公開の道市懇でも、市長は知事に

「都民の気持ちを大切にする
取り組みをしたい」

と切り出し、知事も

「私も元東京都職員
努力した都民の思いを受け止めたい」

と応じた



背景は、IOCのトップダウンで
マラソンと競歩を逃した
東京への世論の同情だ



市によると、IOCによる
札幌開催案が報道された
10月17日以降、市広報部には
電話やメールなどで延べ
約200件の意見が寄せられている



7割は札幌開催に反対で

「札幌は辞退すべきだ」

「札幌は泥棒」

などがあるという



批判されるべきはIOC



五輪マラソンの
札幌開催が正式に決定しました



それにしても驚いたのは
昨日の朝羽鳥さんの
ワイドショーに出ていた
瀬古さんの発言



瀬古さんは

『マラソン強化戦略
プロジェクトリーダー』

として6年前に東京五輪開催が
決まってから『MGC』を創設
指揮するなど尽力してこられました



その瀬古さんなんと今回の
札幌開催の件を10月17日に
ネットで知ったらしいです!



これにはさすがに驚きました






IOCはどれだけ現場を
軽視しているのでしょうか?



ムチャブリしておいて現場には
『やれ!』というのは・・・



だいたい

『酷暑で選手の体が心配』

と言ってますが、東京は
最近突然暑くなったわけ
ではありません



以前にも書きましたが東京で
開催された1991年の世界陸上



最終日の男子マラソンでは
谷口浩美さんが優勝し
日本男子初の金メダルを
獲得しました



このレースは暑さのため
スタートは午前6時でした



スタート時の気温は28℃



結果40%の選手が途中棄権しました



偶然ですが先月行われた
ドーハでの世界陸上マラソン
で途中棄権した選手の数も40%



世界陸上東京大会で2位だった
ジブチ共和国サラ選手は

『東京はアフリカより暑い』

という名言(迷言)を残しました



これが28年前の話
しかもマラソンの日は9月1日・・・



当時より今の方が暑いですよね?
しかもマラソン開催は8月9日・・・



28年も前から分かっていたこと
なのに9ヶ月前になってから
決定をひっくり返すとは・・・



『IOCの怠慢』



としか言えません



それなのに


「札幌は辞退すべきだ」

「札幌は泥棒」

という苦情電話って
なんなんでしょう?



意味がわかりません笑



批判する場所が違うでしょう



話を戻します



瀬古さんは

『東京ありきでやって
きたので不本意』

と無念さを滲ませて
いましたが当然です



選手もずっと東京のつもりで
準備してきたので

『なにを今さら』

という気持ちのはず



これまで積み上げてきた

『暑熱対策』

などの準備が全て無駄に
なってしまいました



私は日本選手がメダルを獲る
には『東京開催』でないと
ムリだと思ってました



東京の『高温多湿』の環境で
こそ日本勢の活躍が期待できる



普通の環境では、持っている
タイム・能力が違いすぎます



リオ五輪金メダリストで
東京でも最有力候補の
キプチョゲの世界記録が

2時間1分39秒



今年のベルリンで世界記録に
2秒と迫ったベケレが

2時間1分41秒



大迫傑の日本記録が

2時間5分50秒



普通の環境では4分以上の
能力差を縮めるのは難しい



アフリカ勢が慣れていない
『東京の過酷な環境』でこそ
日本勢のメダルのチャンスが
あるのではないかと思っていました



しかし札幌開催は
正式決定とのこと



残念ながら東京開催は
なさそうです



こうなったら日本選手の
発奮を期待して応援するのみ



当日は札幌のどこかで応援
しようと思います



それにしても・・・



8月2日 五輪女子マラソン

8月9日 五輪男子マラソン

8月30日 北海道マラソン



となってますが、1ヶ月に3回も
道路封鎖するんでしょうか?



そして夏の大通公園のお楽しみ
ビアガーデンは?



課題はまだまだ山積み



しかし残された時間は9ヶ月



まだまだ騒動は続きそうです















































































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