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スーツ

スーツをいい状態で着ていただくためには

vol.787



札幌・小樽を中心に活動する
アスリート専門のスーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



『アスリートの"不"を解決』



この想いで今日も仕事に臨みます!



昨日は

『札幌オーダー会vol.2』

でした






普段、札幌店は美容室
Aiwillさんの一室をお借り
して営業しています



火曜日の昨日はAiwillさんが
定休日だったためフロアを
贅沢に使用して広々とした
スペースで接客させて頂きました



午前中から夜までお客様に
お越し頂きましたが
イイ雰囲気で満足して
頂けたと思います



次回のオーダー会は冬物と春物も
ご用意して1月15日(水)の開催を
予定しております



ご興味のある方は
ご予約をお願いします!



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さて昨日の接客中に
お客様とスーツのお手入れに
関して色々とお話し
いたしました



お話の中で日々の

『ブラッシング』

が大切だということに
大変驚かれたよう



今までもオーダースーツは
お作りになられたようですが
『初めて聞きました』とのこと



同業者として『それはイカん!!!』
と強く主張したいと思います



せっかくのオーダースーツ
ですからイイ状態で長く
着て頂きたいというのが
私の願いです



スーツのお手入れ方法



1.ブラッシングの方法



2.スーツの休ませ方


3.スチームアイロン


4.クリーニング




お手入れ方法で大切なのは4つ
順に説明していきます



1.ブラッシングの方法


お手入れでは


『1にブラッシング
2にブラッシング
3,4がなくて
5にブラッシング』



それくらいブラッシングは
大切です



1日着用したスーツには
チリやホコリがたくさん
付いています



これをこのままにしておくと
シワの回復が遅れ、スーツの寿命
が短くなってしまいます



ですからブラッシングだけは
必ずするようにしてください



これをやるとやらないとでは
スーツの持ちが全く違います



オススメのブラシは
イギリスの『KENT』



私は家でもお店でも使用
しています



amazonで¥3,000くらいで
買う事ができます


KENTの馬毛ブラシ



ジャケットの
ブラッシングはホコリを
掻き出すイメージでまず
下から上に強めにかけます



そのあと上から下に毛並みを
整えるように優しくかけます


毛並みをきちんと整える事で
毛玉が出来にくくなります



2.スーツの休ませ方



当たり前の話ですがスーツは
着ている時間より休んでいる
時間の方が圧倒的に長いです



週に1回12時間着用としたら
残りの156時間は休んでいる
わけです



その休んでいる時間を
どう過ごすかも重要です



ジャケットは着ている状態に
近づけるため肩先の厚みが
5cm以上ある太いハンガーを
使用してください



クリーニング店の薄い
プラスチックハンガーや
針金のハンガーなどは
決して使用しないでください



形崩れの原因となります


当店のオリジナルハンガー

肩先の厚さ5.5cm

着ている状態に近くなります



ブラッシングの後は丸一日
陰干しをしてください



陰干しとは直射日光の当たらない
風通しのいい場所に
吊るしておく事です



1日着用したスーツから完全に
汗が抜けるのには72時間
必要と言われています



まずは丸一日陰干ししてその後
クローゼーットにしまいましょう



陰干しせずにクローゼットに
しまうと汗が抜けずに
クローゼットの中や他の
スーツにニオイがうつります




パンツはウエストを
下にして吊るします



ブラッシングはジャケット
とは逆に上から下に強めに
下から上に優しくです



その後ベルトをつけたまま
丸一日吊るしておきます



ウエストとベルトの重みで
シワはとれます
霧吹きを使うのも効果的



丸一日陰干ししたらベルトを
外してクローゼットに
しまいましょう



3.スチームアイロン



スチームアイロンはシワ取りや
ニオイ取りに大変効果的です


蒸気が繊維の間に入り込んだ
ニオイの元となる汚れを
はがし取ってくれます



またタバコを吸う方やスーツに
ついた食べ物のニオイ
加齢臭などが気になる方は
ぜひスチームアイロンを
試してください



ニオイをとってくれる他に
生地をふんわりと立たせて
くれる作用もあります



1点気をつけるのは
『生地にアイロンを直接つけないこと』
テカリの原因になってしまい
ますので


スチームアイロン



4.クリーニング



スーツを2,3回着たら
クリーニングに出す方が
いらっしゃいますが
それはやめましょう



ドライクリーニングは有機溶剤
でスーツを洗いますからあまり
頻繁にクリーニングすると生地
を痛めてしまいます



食べ物を落としたとか
ワインこぼしたなどの時は
仕方ありません



虫食いの原因になりますので
すぐにクリーニングに
出してください



それ以外では普段から
ブラッシングと陰干しを
心がけておけば頻繁にクリーニング
に出す必要はありません



シーズンの終わりに1度で十分です



『汗のニオイが気になるから』
と言ってクリーニングに出す方
がいらっしゃいますが
水溶性の汚れ(汗、血液等)は
ドライクリーニングでは落ちません



その場合は『ウォータークリーニング』
『汗抜き』という処理をお願い
してください



ただしやっているお店と
やっていないお店がありますので
ご注意を


以上が大切なスーツを長く
着ていただくためのお手入れ
方法です



参考になれば幸いです



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