マラソン
vol.798
札幌・小樽を中心に活動する
アスリート専門のスーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!
『アスリートの"不"を解決』
この想いで今日も仕事に臨みます!
札幌で行われる東京五輪の
マラソンが大通発着の変則的な
3周コースに決まった
北海道マラソンの優勝経験があり
五輪の女子マラソンで
銀、銅メダルを獲得した有森裕子さん
が20日、北海道新聞の取材に答え
コースのポイントなどについて語った
非常にシンプルなコースで
走りやすいだろうな
というのが第一印象です
幌平橋と南七条大橋を渡るところ
などを除くと、大きな高低差がありません
条件が整えば、五輪記録が
出るような速いレースに
なると思います
後半に2周する約10キロは
目安にしやすい距離で
ペース配分も難しくありません
4,5周になると難しいですが
2周であれば心理的にも
楽に走れます
全体的に大きなカーブも
あまりなく、脚への負担も
少ないでしょう
勝負は後半の残り2周をどう
組み立てるかになりますが
仕掛けどころは難しいですね
極端なアップダウンがない分
スパートをかける場所は選手に
よって違うことが予想され
駆け引きも重要になります
一つアクセントになるのは
北大の入り口にあるジグザグ路
見通しがきかない点を利用して
後続を引き離すことができ
観戦する人も楽しめるポイント
になるのではないでしょうか
会場が東京から札幌に変わり
コースの決定が遅れましたが
それはどの国の選手も一緒です
2012年のロンドン五輪は硬い
石畳を走るコースに批判も
あったなか、女子マラソンで
五輪記録が出ています
結局、場所がどこかとか
暑さがどうかとかは関係ない
舞台を用意してくれる道民の
方々の力を信じて、全力で
頑張ってと、選手たちには
伝えたいですね
北海道は私にとっても縁が
深い土地です
1995年の北海道マラソンを優勝し
翌年のアトランタ五輪の
切符をつかみました
当時ゴール地点だった中島公園で
小雨が降る中、沿道の方が
応援してくれた光景は
今でも忘れません
・アップダウンがなくフラット
・大きなカーブもなくシンプル
・条件次第では五輪記録も可能
スピードの絶対値が違いすぎる
ため、フラットな高速コースは
日本勢に不利になりそうです
北大の中でクランプが連続する
テクニカルなポイントを上手く
活かすことが出来ればとは
思いますがそこだけで挽回を
するのは厳しいでしょう
本番までにコースの下見や試走を
繰り返して少しでもイイ状態で
8月9日を迎えられることを期待します