マラソン
vol.810
札幌・小樽を中心に活動する
アスリート専門のスーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!
『アスリートの"不"を解決』
この想いで今日も仕事に臨みます!
箱根駅伝往路結果
いや〜正月早々驚きました
優勝した青山学院大学を
はじめ4校が往路新記録を
達成の超高速駅伝
中でも青山学院大学は
従来の記録を5分以上
塗り替えました
単純に1区間で1分以上
速いということですからね
スゴイことです
1区
箱根駅伝の長い歴史の中で
1区を1時間1分台で走った
選手は上記の9名
それが今大会は下記の8名が
1時間1分台をマーク
もちろん展開のアヤなどが
ありますがそれにしても速い!
選手のレベルが上がっていることは
もちろんですが、ここ数年世界の
マラソン界を席巻しているNIKEの
『厚底シューズ』の威力を実感しました
昨日も1区の選手は1名を
除きNIKEのシューズ!
完全にNIKEの独占状態です
1区の驚きは東洋の西山が
早い段階から大きく
遅れたことでしょう
2年連続区間賞の西山が
なんと14位と大きく出遅れました
今年は春先から不調で
出雲・全日本もいいところなく
終わりましたが箱根も残念な
結果に終わってしまいました
同じく往路優勝候補の駒澤も
出遅れ波乱の幕開けとなりました
2区
2区でもとてつもない
ことが起きました
過去2区を1時間6分台で
走ったのは6名
日本人ではわずか4名のみ
(渡辺康幸さんが2回)
それが今回は3名が6分台
そして学生長距離界のエース
相澤が史上初の5分台をマーク
しました
2区で6分台を2度マークした
解説の渡辺康幸さんも
『生きているうちに5分台を
見られるとは思わなかった』
と驚いておりました
1区で出遅れて後ろから追う
展開になり、東京国際大学の
伊藤達彦と引っ張り合う展開
になったのも記録達成に
貢献したと思います
その伊藤達彦も1時間6分18秒と
従来の塩尻さんの日本人最高記録
を27秒も上回る激走
この2人の並走は
見どころ十分でした
来年以降も語り継がれる
名シーンになったと思います
3区
3区でもとてつもないことが起きました
なんか全区間で同じことを
言ってますがホントに
とてつもないことが起きました笑
3区が一番スゴイかもしれません
従来の区間記録は
昨年青山学院大学の
キャプテン森田が出した
1時間1分26秒
今回東京国際大学の
ヴィンセントが出した記録は
従来の記録を2分1秒上回る
なんと60分切りの59分25秒
ハーフマラソンに換算すると
58分35秒前後で世界記録
58分1秒に迫るような大記録でした
私真剣に時計が壊れてる
んじゃないかと思いました
まだ1年生です
来年以降が楽しみです
同じく区間記録を更新した
帝京大学の遠藤は
昨年区間3位の実力者
そして駒澤のスーパールーキ田澤
期待通りの走りを見せてくれました
1区、2区がしっくり行きません
でしたので、3区の田澤の走りで
駒澤も少し息を吹き返しました
4区
93回大会からコース変更に
なりましたが従来の
『つなぎ』区間から
『エース』区間へと変わりつつ
ある重要なポイントの区間です
昨年は東洋の相澤が驚異的な走り
で区間記録を打ち立てました
この記録は駒澤のヘッドコーチで
元マラソン日本記録保持者の
藤田敦史さんの大記録
1時間56秒を上回るものでした
その大記録がたった1年で
塗り替えられるとは・・・
塗り替えたのは
青山学院大学の吉田祐也
4年生で最初で最後の箱根駅伝でした
昨年も一昨年もメンバー入り
しながらあと一歩のところで
走れなかった吉田
過去2年間の思いをぶつけた激走でした
卒業後は競技からは引退し
ブルボンに就職するとのこと
もったいない気もしますが本人は
インタビューでスッキリした
顔をしてました
5区
ここでも3名が
区間新記録を更新しました
区間賞は東洋の宮下
2年連続5区を走っていた
田中を押しのけた実力者が
力を発揮しました
また入学時から5区を
希望していた青山学院大学の
飯田が区間2位
昨年は竹石がいたことから
8区を走りましたが今年は
竹石が不調でメンバー外
希望通り5区に起用され見事に
期待に応えて区間新記録をマーク
トップでゴールテープを切りました
昨年区間賞で今年も強いと
思われていた國學院の浦野に
勝ったというのは非常に大きい
またライバルの東海大学との
差をここまで広げたのは
予想外ではないでしょうか
4区終了時点で1分半の差
だったのが、5区終了時点で
3分22秒に広がりました
東海の両角監督としては
誤算だったでしょう
復路展望
青山学院大学のライバル
東海大学との差は3分22秒
距離にして1.1kmです
よほどのことがない限り
青山学院大学が逃げ切るでしょう
しかしやってみないと
分からないのもまた箱根駅伝
事実昨年青山学院大学は
往路トップの東洋と
5分30秒の差がありました
しかし蓋を開けてみれば
最終10区で東洋を逆転し
2位となりました
もし青山学院大学がどこかで
ブレーキして東海が完璧な
レースをすれば逆転するでしょう
楽しみにしてテレビに
かじりつきたいと思います
復路スタートは朝8時です!