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スーツ

春夏物と秋冬物の違い

vol.820



札幌・小樽を中心に活動する
アスリート専門のスーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



『アスリートの"不"を解決』



この想いで今日も仕事に臨みます!



先日早くも春物生地見本
の第一弾が到着しました






まだまだこれからが冬本番の
小樽ですがいち早く
春物生地を見ていると
ワクワクしてきますね



先日お客様と春夏物の
生地見本を見ている時に
『春夏物と秋冬物って
何が違うんですか?』
と聞かれました



『当たり前』と思っていること
でも知られていないことって
沢山ありますよね



以前
『葬儀にローファーはありか?』
というブログを書きました



『葬儀にローファーはありか?』
のブログ←クリック



業界の人間からしたら
普通に『ありえない』ことですが
実際は『知らなかった』という
コメントが多く寄せられました



今後も定期的にお客様の疑問
にはブログで答えていきたい
と思います



さて今日の本題の
『春夏物と秋冬物』の違いを
説明します



実際のところ生地が
こうなら「春夏物の生地」
これなら「秋冬物の生地」
といった区別はありません



生地の『織り方』で判断します



織り方には『平織り』と
『綾織り』という代表的な
2つがあります


『平織り』が春夏物に多い
織り方


『綾織り』が秋冬物に多い
織り方


という違いがあります

左が平織り、右が綾織り



平織りは縦の糸と横の糸を
交互に入れて織っていく
織り方です


平織り

原始的な織り方ですし糸間の
隙間が大きく、平坦な生地が
多い為に着用感が涼しいと
言われています



この平織りは糸間の密度を
極端に密にすることは出来ず
生地を厚くしにくいので
冬場に着ると寒さを感じます



平織りは摩擦には強いのですが
伸縮性、引っ張られる力には
弱いためジャケットの袖が
引っかかって簡単に破れる
ことが多いのはこのためです



綾織りは縦の糸が2本もしくは
3本通過した後に横の糸を1本
通して織っていく織り方です


綾織り




糸間の密度が大きくなるので
秋冬の時期には風も通しにくい
ため外気をシャットアウトし
暖かいです



逆に、糸間の密度が大きくなる為
春夏の時期にはムレやすく
暑いと感じると思います



平織りに比べると摩擦の強度は
落ちますが、伸縮性があり
シワが寄りにくく糸も密なため
光沢感も出やすいです



3シーズン着られるスーツと
お客様にご要望頂きますが
生地の織り方の特徴からすると
春夏秋であれば「目の詰まった平織り」
秋冬春であれば「薄手の綾織り」
オススメとなります



見た目だけでなく触った感じも
違いますのでぜひご来店頂き
生地の違いを感じて頂ければ
と思います



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