マラソン
vol.834
札幌・小樽を中心に活動する
アスリート専門のスーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!
『アスリートの"不"を解決』
この想いで今日も仕事に臨みます!
松田瑞生見事な走り!
MGCファイナルチャレンジ
大阪国際女子マラソン
東京五輪代表の最後の1枠を
懸けた選考レース3戦の2戦目
松田瑞生が日本歴代6位となる
2時間21分47秒で
2年ぶり2度目の優勝
日本陸連の設定記録
(2時間22分22秒)を破り
代表入りに大きく前進した
昨年9月のMGC3位の小原怜が
17キロ過ぎで先頭集団から離脱し
リオ五輪代表の福士加代子は
25キロ過ぎで棄権
ライバルが離脱する中、松田は
31キロ付近でベレテを突き放し
単独トップに立つと、そのまま独走
MGCは序盤から後れを取り
全く見せ場がなく
最後まで実力を発揮できず4位
周囲から東京五輪代表の最右翼
とも目される存在だっただけに
レース後は人目をはばからず
涙を流し続けた
その悔しさがしばらく尾を引き
代表最後の1枠を争う
「MGCファイナルチャレンジ」
にもなかなか気持ちが向かず
一時は引退を考えるまで気を落とした
母からの助言もあり気持ちを
切り替えて、雨にも負けず
風にも負けず、走り込んできた
昨年12月上旬から約1カ月半
強化合宿を行ったアルバカーキの
天候は荒れに荒れた
みぞれに強烈な向かい風
過酷な条件下、標高約1,500メートルの
高地で追い込みをかけた
大阪国際は初マラソンだった
2018年大会で優勝した相性の
良いレースだった
大阪薫英女学院高時代から
駅伝で活躍し、大阪に本拠を
置くダイハツに入社
MGCから4カ月あまりだが
地元で走ることには
強いこだわりを持つ
日本陸連の設定記録を大幅に
上回り、最後の代表選考会と
なる3月の名古屋ウィメンズに
出場するランナーたちに強烈な
プレッシャーを与えた
記録達成が無理と考えた
福士選手は25kmで途中棄権
3月の名古屋ウィメンズで
最後のチャンスにかける
作戦に変更した
プロとしては当然の策だと思う
対照的だったのがMGC3位だった小原選手
体調不良もあって早々と
脱落したにも関わらず完走
なぜ途中棄権して名古屋に
備えなかったのか疑問
全く意味のないレースに
なってしまったように思う
すでに代表内定の
MGC優勝前田穂南
2位鈴木亜由子
そして今日の松田瑞生
自分でレースを作って
勝ち切った強いレースぶりを
見ても代表にふさわしいと思います
3月の名古屋でこの
2時間21分47秒を破る
選手が現れるのか?
楽しみにしたいと思います