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スーツ

スーツのスタイル

vol.941



札幌・小樽を中心に活動する
アスリート専門のスーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



『アスリートの"不"を解決』



この想いで今日も仕事に臨みます!



名刺交換の際に

『どういうスーツ
作って
らっしゃるんですか?』

と聞かれることが多いです



そこでスーツの説明をすると

『そんなに違いがあるもの
なんですね!知りませんでした』

と言われることが多いです



考えてみればスーツのスタイルの
違いをキチンと聞くことは
少ないと思います



そこで今日は主な3つの
スタイルをご紹介します



各国のスーツスタイル



それぞれの国によって
スーツスタイルは違ってきます



その特徴を順に説明して
いきたいと思います



イギリス(ブリティッシュッスーツ)




そもそもスーツは19世紀に
イギリスで生まれました。
昼の最上級の正装とされる
モーニングコートのテイル(裾)
を切ったのが始まりです



現在はジャケット+パンツの
ツーピースが一般的ですが、
元祖はベストが付属した
スリーピース



今でもスリーピースは
ドレッシーでフォーマル度が
高いとされています



日本で着られるようになったのは
幕末後期から明治時代以降



またロンドンのオーダーメイドの
高級紳士服が集まっている
ストリート『Savile Row(サヴィルロウ)』
が日本語の『背広』の言葉の
由来となったという説もある



①立体的で鎧のような作り

②しっかりと重量感のある見た目



肩パッドをしっかりと入れ
ウエストの絞りを
きつくしたシルエット



それがスーツ発祥の地である
イギリスのスーツの特徴です



さらにそのシルエットは胸の
厚みを強調する効果もあり、
着用すると男性的で力強い
印象を与えてくれます


もともとはノーベントがフォーマルで
普通でしたが、最近はシャープな
スーツが多いという影響からか
より運動量の多い
サイドベンツが主流



ビジネスの場では靴は
ほぼ黒を合わせることが多い



面接の時に茶色の靴を
履いていったら真剣度を
疑われて落とされたとい
う話もある



茶色の靴は休日に履く
というイメージが強い



アメリカ(アメリカントラッド)




アメリカントラッドの特徴
といえばウエストのシェイプ
が甘く、ダーツも入らない
ボックスシルエットの
スーツがまず思い浮かびます


肩も薄いパッド又はパッドの
ないナチュラルショルダー


つまりアメリカのスーツは、
どんな体型にも合う
「着やすさ」を重視しています



最近は細身のスーツも
見られますが伝統的な特徴と
しては



①スポーティ


②袋(サック)のようなシルエット



の2点が挙げられると思います



シューズも他の国より
ボリューム感があり
履き心地が重視
されているようです



イタリア(ナポリ)





イタリアには南部の『ナポリスタイル』
北部の『ミラノスタイル』がある
のですが、今回は『ナポリスタイル』
を取り上げます



①カーディガンの様な軽い着心地


②艶っぽく色気のある見た目



ナポリスタイルは丸みを帯びた
シルエットで肩周りにパットも
入れない柔らかく軽やかな
シルエットが特徴です



また繊細で細番手の素材を
自在に操る縫製技術の高さも
ナポリスタイルの特徴です



その技術の高さは着心地の
良さやシルエットの良さにも
繋がっています



イギリスと違いナポリ人は
ロングノーズで茶系の靴を
好む傾向があるようです



ざっくり分けると
上記の3つに分類されます



SARTORIA FISTYは
『ナポリスタイル』の
お店です



『リラックス感のある』
『柔らかく軽い着心地』
が特徴です



『どんな感じなのか見てみたい』
という方も大歓迎ですので
お気軽にお問い合わせください!

 




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