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スーツ

スリーピースにはベルトレスパンツ

vol.951



札幌・小樽を中心に活動する
アスリート専門のスーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



『アスリートの"不"を解決』



この想いで今日も仕事に臨みます!



昨日お客様がお仕立て上がりの
スリーピースのお引き取りに
いらっしゃいました



神野剛久様





『テラコッタ』のスリーピースを
とても素敵にお召し頂けました



『テラコッタ』とはイタリア語で
『焼いた土』と言う意味



温かみのあるオレンジ
がかった茶色のことを
言います



ビジネスの定番は

『ネイビー』



『グレー』

ですが

『ちょっとハズしたものを』

ということででしたので
こちらにさせて頂きました



お客様にも大変気に入って
頂けたようで良かったです



クラシックなスリーピースはベルトレス



ディテールに関しては

『おまかせ』

ということでしたのでパンツは

『ベルトレス』

にさせて頂きました



現代は、スーツにベルトを
付けるのは当たり前で
していない人は社会人として
『だらしない』と思われる
可能性があります



しかしスーツが誕生した頃は
ベルトはついていませんでした



スーツは元々スリーピースが
正統ですが、着たときに
ベルトをしてしまうと
ウエストにベルト分の
厚みが出てしまいます



その厚みのせいで
胸周りから腰にかけての
綺麗な曲線を邪魔して
しまうためベルトは
着けないほうが
いいのです



ウエストコート(ベスト)と
トラウザーズは、あたかも
一体化しているように
見えるのが理想です



ベルトの起源



ベルトの起源はローマ時代の

「バルテウス(balteus)」

とされており、元々は
「剣を吊る革具」でした



その後、戦争で兵士が様々な武器や
道具をぶら下げる物として
使われていました



紳士のトラウザーズを支える物
として使われるようになったのは
最近の話です



ベルトはスーツに用いるという
よりは、装飾品としての
意味合いが強かったようです



カジュアルなジャケパンスタイルや
ツーピース・スーツなどでは
問題ないと思いますが
クラシックなスリーピーススタイル
ではベルトはしないほうがいいです






弊店のお客様でもスリーピースを
『ベルトレスパンツ』にされて
いる方はいらっしゃいます



中田勝様




戸田昌宏様




ウエスト周りをスッキリと見せ
ベストとパンツが一体化した
ように見えるのが理想的です



『スリーピースにはベルトレス』



SARTORIA FISTYのオススメです!




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