ブログ

スーツ

シワになりにくいジャケットのたたみ方

vol.964



札幌・小樽を中心に活動する
アスリート専門のスーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



『アスリートの"不"を解決』



この想いで今日も仕事に臨みます!



小樽でも6月1日から
クールビズが始まりました



街中には

『ノーネクタイ』

の方が溢れています



今はまだそれほど暑くないので
ジャケットを着用している方は
多いですが、暑くなってくると
ジャケットも着ずにシャツ1枚
という方が多く見られるようになります



ヨーロッパでは

『シャツは下着』

という意識がありますので
人前でシャツ1枚になることは
親しい間柄でない限りありません



ここは日本と大きく
違うところですね



私は

『たとえ着なくても
ジャケットは持ち歩き
人前では着るべき』


と考えています



すごく鍛えていらっしゃる方の
シャツ1枚の姿ならいいですが
そうでない方のシャツ姿は
あまり気持ちの良いもの
ではないかと・・・



シワになりにくいジャケットのたたみ方



先日お客様との会話の中で

『居酒屋に行った時
ジャケットをかける
ハンガーがなくてそのまま
置いておいたらシワに
なっちゃったよ笑』

というのがありました



そんな時に覚えて
おきたいのが

『スマートにジャケット
をたたむ方法』


です



出張や旅行の際に、シワを
最小限に抑えつつ替えの
ジャケットをコンパクトに
収納する時にも役立つ
テクニックです



この

「シワになりにくい
ジャケットのたたみ方」

をご紹介します



シワになりにくいジャケットのたたみ方



①肩の内側に手を入れて
ジャケットを持つ



下から持ち上げるイメージで
肩の内側に手を入れるように
してジャケットを持つ





②ジャケットを半分に折る


袖や肩の縫い目を合わせる
ようにして、ジャケットを
半分に折る







③片手の指先で内側から
つまんでジャケットを持つ



肩の内側に入れた手はどちらか
一方を残して、指でつまむように
ジャケットを持つ



もう一方の手は外に出し
フリーな状態に






④ジャケットを裏返す



③でつまんだ部分を支点にして
ジャケットを裏返す



左右の肩が重なった状態に
なるので、このステップまで
くるとジャケットが
崩れることはない







⑤倒れている上襟を起こす



倒れたままの上襟を起こし
ノッチの刻み部分を揃える
ようにして左右のラペル
を合わせる



この時、揃えたラペルを
固定しながら、たたんだ際に
できたシワを伸ばしていく






⑥ラペル同様に前立ても直す



⑤で揃えたラペルと同様に
左右の前立ても揃える



これらを揃えることで
たたんだ際のシワが
できにくくなる






⑦背中心と前立てを揃える

持っているジャケットを
前後反転させ、今度は
背中心と前立てを揃える






⑧ジャケットをたたむ



⑦で揃えた部分をおさえながら
中心に腕を添えて半分に
なるようたたむ






⑨最後にズレを調整して完成



たたんだ際に端がズレてしまう
ことがあるので、最後に調整
をしたら完成







たたんだジャケットを腕に
かけて持ち運ぶ際は
前立て側が手前にくるように持つ



逆にしてしまうと手の汗や汚れが
ジャケットの表地に付着して
しまうため、持ち方には注意






また、正しいたたみ方で
ジャケットを折りたためば
平置きにしてもシワがつきにくい




一連の流れの動画を貼って
おきますので参考にしてください








『出典元:男前研究所』

Copyright(c) SARTORIA FISTY. All Rights Reserved.