ダイエット・ボディメイク
vol.995
札幌・小樽を中心に活動する
アスリート専門のスーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!
『アスリートの"不"を解決』
この想いで今日も仕事に臨みます!
昨日は子供達が買い物に
行きたいと言うので
運転手として札幌へ
行ってきました
まずは洋服を買いたいと
言う次女と妻を発寒イオンで
下ろしてから、CDが欲しいと
言う長女をステラプレイスの
HMVまで送りました
昨日のお昼過ぎは気温30℃と
札幌はかなり日差しが
強かったです
そんな日差しが強い中でも
ランニングをしている人を
ちらほら見かけました
その中でかなり厚着をして
走っている人がいました
長袖にランタイツと見ている
こちらが暑くなるような
格好でした
それを見たら以前屋内で
『サウナスーツ』
を着てトレッドミルで
走っていた人を思い出しました
サウナスーツのサイトを見ると
『着た瞬間から発汗開始
運動すると滝のような汗が出る
高密度素材で体温を逃がさない
驚きのサウナ効果で
肉体を絞りましょう』
とあります
よくボクサーが減量のために
これを着てトレーニングしている
のを見かけるので、ダイエット
効果があるように思われています
しかもサイトを見ると
『代謝UP』と表現して
脂肪がよく燃焼するかの
ように書かれています
しかし、注意が必要なのは
ボクサーがやっているのは
『ダイエット』ではなく『減量』
だということです
私は以下のように理解しています
・ダイエット・・・『体脂肪を落とし体型を美しくすること』
・減量・・・『体重を落とすこと』
体脂肪を落とすには水分が必要
なので、ボクサーもトレーニングで
体脂肪を落としてから試合近くに
なって体内の水分を落として
規定体重をクリアするのに
サウナスーツで水分を抜きます
サウナスーツでトレーニング
して最初に水分を落としてから
体脂肪を燃やすボクサーはいません
というか体脂肪は燃えません
トレーニングで体脂肪を落とす
↓
計量のため水を抜き体重を落とす
の順番です
余談ですが
ボクサーの減量で思い出すのは
一昨年、井上尚弥に敗れた
『ジェイミー・マクドネル』
バンタム級のリミットは53.5kg
ですがマクドネル選手は175.5cm
と長身
数日前から減量失敗が
ささやかれていて計量も
パス出来ないんじゃないかと
言われておりました
結果としてはなんとか前日
計量をパスできたのですが
スゴかったのはそのあとです
前日計量から試合当日までに
増えた体重がなんと12kg!!!
たった1日ですよ⁈
5kgくらいはよく聞くの
ですが12kgは初めて聞きました
壮絶な減量だったというのが
よく分かります
試合には敗れましたが
その精神力は尊敬に値します
サウナスーツは減量には最適
だがダイエットには効果がない
サウナスーツは発汗を促して
体内の水分を落とすには
効果的ですが、そもそも
発汗と脂肪を落とすこと
はあまり関係ありません
サウナスーツを着ることで
外部を遮断し熱を保ちますが
体温を調整するために放熱の
手段として汗をかきます
このことが「代謝UP」と表現
されるので、ダイエットに効果的
と思われているのだと思います
そして、「代謝UP=脂肪燃焼効率UP」と
考える人も多いようですが
汗をかくことと脂肪が燃える
ことに関係はありません
たしかに多少は
カロリーを消費します
が、汗をかくことで消費する
カロリーは運動で消費する
カロリーと比べたらごく僅かです
例えば夏の暑い中で行う
ランニングと、冬の寒い中で
行うランニングのカロリーに
大きな違いがあるか?
暑い部屋で汗をダラダラ
かくだけで痩せるのか?
サウナに長時間入って
いれば痩せるのか?
痩せません
体重は減ります
でもそれは体内の水分が
抜けただけです
同じ運動量なら、サウナスーツで
汗を多くかく方がわずかに
消費カロリーは高くなりますが
サウナスーツを着ることで暑くて
運動量が落ちるのであれば
消費カロリーは少なくなります
それって本末転倒です
発汗のダイエット効果という
のはそのくらいのものです
サウナスーツを着て運動をする
というのは
“ダイエット効率を低下させ
熱中症や脱水症のリスクを
高めるだけ”
でキツイ思いをするだけです
脱水症で思い出すのは一昨年62歳
の若さで亡くなられた西城秀樹さん
最初の脳梗塞を発症したのは
知識不足からくるサウナが
原因だったと言われています
体重を落とすためにサウナで
大量に汗をかき体内の水分を
大量に出したのにその後
水分補給をせずにいたため
血がドロドロになりそれが
原因で脳梗塞を起こしたと
言われています
サウナスーツも使い方を
間違えると熱中症・脱水症の
リスクがあるということは
ぜひ覚えておいて頂きたいと
思います
ただし大量に汗をかくことが
スッキリして気持ちがいいので
使いますというのはアリだと思います
その際には運動前にコップ一杯
でも水を飲んでおくことと
運動後にもキチンと水分補給を
怠らないということです
脂肪燃焼のための有酸素運動
で大事なのは継続なので
長時間続けられるように
快適な服装で行うのが
オススメです
私は暑がりなので真冬の氷点下
のランニングでも
ウインドブレーカー上下の中は
半袖Tシャツにボクサーブリーフです
走り始めは少し寒いですが
10分もすれば暖かくなります
私は極端な例かもしれませんが
『ちょっと肌寒いな』というくらい
の服装で運動をすることを
オススメします
その方が体は体温を上げようとして
体脂肪を燃焼させますので効率的です
札幌・小樽でオーダースーツ
のお問い合わせはSARTORIA FISTYへ
ご予約・お問い合わせはこちら◀︎クリック