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いい靴と長く付き合うには

vol.1033



札幌・小樽を中心に活動する
アスリート専門のスーツ仕立て屋
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!



『アスリートの"不"を解決』



この想いで今日も仕事に臨みます!



昨日の小樽の最高気温は32.8℃



今年一番の暑さでした



ここ数日暑い日が続いていますが
この暑さも明日までで14日は
午後から強い雨が降るようです



夏の革靴は高温多湿



高温多湿が続く毎日ですが
朝の時点ですでに30℃近くまで
上がる日もあり、朝の通勤だけでも
汗だくになってしまいます



服装はクールビズで薄手の
素材に変えている方も
多いと思いますが
靴はいかがでしょう?



気づきにくいかもしれませんが
実は靴の中は熱を受けやすく
沢山の汗をかいているんです





足の甲の部分は
直接外気に触れていて
日射も受けるため、外気温が
高くて日差しが強く当たるほど
熱くなります



一方、靴底部分は外の気温には
それほど左右されません



ただ、気温や日差しによって
地面が高温になると、その熱が
足の裏にまで伝わってくる
ことがあります



夏は地面温度が50℃を超える
こともあって逆に熱を受け取る
場所になってしまうのです



また、足の裏は元々体の中でも
特に汗をかきやすい部分です



外気温による汗の増減が
少ないため、夏でも冬でも
約10時間靴を履いていると
両足で約200ミリリットル
もの汗が出るといわれています



大量にかいた汗は
革靴には大変な負担となります



適切な扱いをしないと靴の寿命を
縮めることになってしまいます



いい靴と長く付き合うには



3足以上でローテーションする






いい革靴と長く付き合いたいならば
3足以上でローテーション
させることをおすすめします



一日履いたあとの革靴は汚れが
付着し、汗で湿気を帯びています



毎日の様に同じ靴を履いてしまう
と革の状態が落ち着く時間が
ないため、革の乾燥による劣化や
型崩れの原因となってしまうのです



3足以上用意することで革を
休ませることができれば
その分靴磨きの頻度も
少なくて済みます



シューツリーを使用する






革靴は繰り返し履いてゆくと
足の甲のあたり、つまり
歩いたときに湾曲する箇所に
シワが癖として残ります



シワが深くなると、その部分から
革が割れてゆき、程度によっては
履けない状態に陥ってしまいます



革がヒビ割れてしまった靴




そういったトラブルを防止
してくれるのがシューツリーです



靴に装着することで、シワが伸びた
状態をキープすることができます



素材は木製とプラスチック製が
ありますが、『木製』がオススメ



靴の消臭効果がありますし
靴の変形を防ぐ効果も高いです



履き終わったらホコリを落とす






外出の後は、靴のほこりを
落としてあげることが大切です



ほこりが付着していると革の
水分や油分を奪ってしまいます



それにより革が乾燥し劣化を
招いてしまうのです



馬毛などのブラシでホコリを
落としてあげましょう



靴を脱いだあとこの作業を
毎度行っていると、それまでと
見違える程靴の印象が
ガラリと変わります



靴べらを使いましょう







スニーカーの様に脱ぎ履き
していると、あっと言う間に
かかとの芯が崩れてしまいます



そして、つま先をトントンとして
靴を履く癖がある方、かかとの
内側を擦り合わせて靴を脱ぐ方は
靴を見ればすぐに分かる程
傷がついています



いくら靴を磨いてもこれでは台無し



悪くなる一方です



靴を長持ちさせたければ
履くときはくつべらを使いましょう



そして、脱ぐ時は靴紐を
ゆるめて脱ぎましょう


細かい配慮が大切です



ご紹介した内容を習慣化する
ことができれば、革靴は
格段に保ちが良くなります



靴を履きつぶしてしまうより
コストパフォーマンスも
グッと上がるはずです



是非実践してみてください

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