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スーツ

『背広』

vol.1082



美しいスーツ姿は
引き締まったカラダづくりから


日本でただ一人
見栄えるスーツとカラダ
を仕立てる
専門家

SARTORIA FISTY

の拝田昇です!



『スーツは男を魅力的に見せる
ものでなければならない』



『装うことで生まれる自信は
美しいスーツと引き締まった
カラダで作られる』



今日レディスのお客様が
2Fにいらっしゃって

『お兄さん背広の仕立て
やってるんだって?

昔は小樽にもいっぱい
お店あったんだよ!』

と言われました



なかなかパワフルなおばさま
でしたが『背広』という単語
も久しぶりに聞きました



背広の語源について



うちの母親もいまだに「背広」
といいますが、母親以外からは
久しぶりに聞きました



この「背広」という言葉
語源は特定されていませんが
西洋に由来する4つの説が
存在しているようです






1.背筋に縫い目がなく、背幅がゆったりとした仕上げだったから


2.ロンドンの高級紳士服店街「サヴィル・ロウ(Savile row)」が訛った


3.日本に滞在していた西洋人が礼服に対して呼んでいた「市民服、シビル・コート(civil coat)」が訛った



4.上質な羊毛の産地であるスコットランドの「チェビオットヒル(Cheviot hill)」が訛った




1.背幅がゆったり説


「背広」の背中に当たる部分には
「背縫い」と呼ばれる縫い目が
ありますが「背広」が日本に
紹介されたばかりの頃は
「背縫い」がありませんでした



「背縫い」がなく一枚の生地で

背中に当たる部分が作られると
背中がゆったりとした
仕上がりになるのだそうです



背中が広く見える仕上がりだから
「背広」
と呼ばれるようになった
というのが「背幅ゆったり説」です



2.サヴィル・ロウ説


オーダーメイド紳士服店の老舗
の名店が軒を連ねている
ロンドン中心部の街
サヴィル・ロウ(Savile row)



この街の地名が現代以上に英語に
不慣れだった当時の日本人の
日本語訛りで変化し「背広」
なったのが「サヴィル・ロウ説」です



3.シビル・コート説


シビル・コート(civil coat)とは
日本語に訳すと「市民服」


19世紀末の華やかなデザイン
だった軍服や、イブニング・コート
などの礼服に対して、庶民が着用
する服として日本に滞在していた
西洋人が愛用していたのだそうです



2の「サヴィル・ロウ説」と同様に
シビル・コートが日本語訛りで
変化し「背広」になったというのが
「シビル・コート説」です



4.チェビオット・ヒル説



この説も日本語訛りが由来です



スコットランド地方で飼育
されている羊の一種で
上質な羊毛をとれることで
知られる「チェビオット種」


また、その羊の放牧で知られる
チェビオットヒルという地名


「チェビオット」の日本語訛り
が変化したとも言われています



出展元:言葉の救急箱



いかがでしょう?



なんとなくどれもそれっぽいし
どれもウソっぽくないですか?



結局語源はハッキリしない
そうなのでご自分の好きなもの
を忘年会の席などで豆知識として
ご披露ください



責任はとれませんので悪しからず















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