ブログ

スーツ

クラシックスーツとは

vol.1113



美しいスーツ姿は
引き締まったカラダづくりから


日本でただ一人
見栄えるスーツとカラダ
を仕立てる
専門家

SARTORIA FISTY

の拝田昇です!



『スーツは男を魅力的に見せる
ものでなければならない』



『装うことで生まれる自信は
美しいスーツと引き締まった
カラダで作られる』



一昨日、先月の

『北見オーダー会』

でお仕立て頂いた
スーツの納品に
道東の北見に
行ってきました



北見の前に

『日本一寒い町』

陸別町にも寄ったのですが
その日はまだ10℃以上
気温があった日で寒さが
体感出来なかったので
少し残念でした



12月にお邪魔する時には
だいぶ寒くなっていると
思うので『日本一寒い町』を
実感してきたいと思います



さて、北見で納品したスーツは

『ハウンドトゥース』










ハウンドトゥースとは


ハウンド=猟犬

トゥース=歯

をつなげて名付けられた
柄が「ハウンドトゥース」



その名前の由来通り
犬の牙のようなとがった形の
柄が規則正しくならんで
いるのが特徴的



黒&白や茶&白などの
ツートーン配色が多く
旬なモノトーンコーデに
奥行きやリズムを
刻むのにも重宝する



この柄が誕生した起源は
諸説あるが、スコットランドの
氏族(クラン)に関係した柄
であるとの説が有力で
他の氏族との識別のために
用いられていたのだとか



日本では、この柄が千鳥が
連なって飛ぶ姿に見えるため
「千鳥格子」と呼ばれている



説明の通り、日本では

『千鳥格子』

と言われるクラシック
ド真ん中の柄です



『グレンチェック』

と並ぶクラシックを
代表する柄です



たまに

『千鳥格子?
古臭くないですか⁉️』

と言われることがあります



そんな方にはこんな風に
お伝えしています



クラシックスーツとは



弊店では

『クラシックスーツ』

をお仕立てしております



『クラシック』とはなんでしょう?



「少し昔っぽい感じ」


というような意味合いで
使われていることが
多いようですが、では昔とは
いつ頃を指すのでしょうか



1930年代には裾巾が50㎝を
超えるような極太パンツが
流行ったこともありますし
1960年代にはかなりタイトな
スーツが流行ったようです



どちらも昔のスーツですが
クラシックスーツ
ではありません




クラシックという言葉には
いくつも定義がありますが
服飾評論家の遠山周平さんは
以下のようにとらえています



「クラシックとは古典でなく普遍である」



「クラシックとは『生命力のあるもの』である」



普遍とは広く行き渡ることで
不変ではありません



時代の流れとともに少しずつ
進化していくものです



今残っている「クラシック」なスーツは
長い歴史の中で沢山生まれては
消えた数々の流行や価値観の中でも
生き残った、王道といえるデザインで
ありシルエットなのです



これからも流行の変化で微妙に
細かいデティールが変わっても
大きくぶれることはありません



そういう普遍的な服を
自分の形で着こなす



これがクラシックスーツの
楽しみ方だと私は思います



自分の軸からずれず、流行り廃りに
左右されない服は、使い捨てず何年も
一緒に年をを重ねていけます



そして長く自分の服と付き合い
自分のスタイルを理解し
自分にマッチした服を着ている



そういうクラシックを
理解する方は、年齢や
体格に関係なく独特の
大人の色気が出て本当に
カッコいいと私は思います



高橋秀典様





対して情報にいちいち振り回され
踊らされてしまう人を

「メディアダンサー」

と呼びます



形だけクラシック風を装って
数年後にはクローゼットを
総替えしなきゃいけないような
メディアダンサーになることなく

自分の中の軸をしっかり
押さえた服を着て
自分のスタイルでスーツを楽しんで
頂ければと思います



これが弊店の想いです

Copyright(c) SARTORIA FISTY. All Rights Reserved.