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スーツ

スーツを永く大切に着ていただくためには

vol.1136



美しいスーツ姿は
引き締まったカラダづくりから


日本でただ一人
見栄えるスーツとカラダ
を仕立てる
専門家

SARTORIA FISTY

の拝田昇です!



『スーツは男を魅力的に見せる
ものでなければならない』



『装うことで生まれる自信は
美しいスーツと引き締まった
カラダで作られる』



3連休も今日で終了



道内ではコロナウイルスの
感染拡大が続いているため
この3連休は家で
過ごしていました



3連休にやったことと言えば

『全てのシャツの洗濯
アイロンがけ』

『全てのスーツのシワ取り
スチームがけ』

『全ての靴磨き』



いつも以上に丁寧に
メンテナンスが出来ました










明日からまた気持ちよく
働けそうです



こういったメンテナンスを
するかしないかで
数年後の状態は全く
変わってきます



熟練の職人さんが丹精込めて
仕立ててくれたスーツ
ですから、なるべく
イイ状態で長く
着て頂きたいというのが
弊店の思いです



そのためにも

『スーツのお手入れ』

はとても大切です



スーツのお手入れ方法




1.ブラッシングの方法


2.スーツの休ませ方

3.スチームアイロン

4.クリーニング



お手入れ方法で大切なのは4つ
順に説明していきます



1.ブラッシングの方法


お手入れでは


『1にブラッシング
2にブラッシング
3,4がなくて
5にブラッシング』


それくらいブラッシングは
大切です



1日着用したスーツには
チリやホコリがたくさん
付いています



これをこのままにしておくと
シワの回復が遅れ、スーツの寿命
が短くなってしまいます



ですからブラッシングだけは
必ずするようにしてください



これをやるとやらないとでは
スーツの持ちが全く違います



オススメのブラシは
イギリスの『KENT』



私は家でもお店でも使用
しています



amazonで¥3,000くらいで
買う事ができます






ジャケットの
ブラッシングはホコリを
掻き出すイメージでまず
下から上に強めにかけます



そのあと上から下に毛並みを
整えるように優しくかけます


毛並みをきちんと整える事で
毛玉が出来にくくなります



2.スーツの休ませ方



当たり前の話ですがスーツは
着ている時間より休んでいる
時間の方が圧倒的に長いです



週に1回12時間着用としたら
残りの156時間は休んでいる
わけです



その休んでいる時間を
どう過ごすかも重要です



ジャケットは着ている状態に
近づけるため肩先の厚みが
5cm以上ある太いハンガーを
使用してください



クリーニング店の薄い
プラスチックハンガーや
針金のハンガーなどは
決して使用しないでください



形崩れの原因となります


当店のオリジナルハンガー

肩先の厚さ5.5cm

着ている状態に近くなります



ブラッシングの後は丸一日
陰干しをしてください



陰干しとは直射日光の当たらない
風通しのいい場所に
吊るしておく事です



1日着用したスーツから完全に
汗が抜けるのには72時間
必要と言われています



まずは丸一日陰干ししてその後
クローゼーットにしまいましょう



陰干しせずにクローゼットに
しまうと汗が抜けずに
クローゼットの中や他の
スーツにニオイがうつります




パンツはウエストを
下にして吊るします



ブラッシングはジャケット
とは逆に上から下に強めに
下から上に優しくです



その後ベルトをつけたまま
丸一日吊るしておきます



ウエストとベルトの重みで
シワはとれます
霧吹きを使うのも効果的



丸一日陰干ししたらベルトを
外してクローゼットに
しまいましょう



3.スチームアイロン



スチームアイロンはシワ取りや
ニオイ取りに大変効果的です


蒸気が繊維の間に入り込んだ
ニオイの元となる汚れを
はがし取ってくれます



またタバコを吸う方やスーツに
ついた食べ物のニオイ
加齢臭などが気になる方は
ぜひスチームアイロンを
試してください



ニオイをとってくれる他に
生地をふんわりと立たせて
くれる作用もあります



1点気をつけるのは
『生地にアイロンを直接つけないこと』
テカリの原因になってしまい
ますので


スチームアイロン



4.クリーニング



スーツを2,3回着たら
クリーニングに出す方が
いらっしゃいますが
それはやめましょう



ドライクリーニングは有機溶剤
でスーツを洗いますからあまり
頻繁にクリーニングすると生地
を痛めてしまいます



食べ物を落としたとか
ワインこぼしたなどの時は
仕方ありません



虫食いの原因になりますので
すぐにクリーニングに
出してください



それ以外では普段から
ブラッシングと陰干しを
心がけておけば頻繁にクリーニング
に出す必要はありません



シーズンの終わりに1度で十分です



『汗のニオイが気になるから』
と言ってクリーニングに出す方
がいらっしゃいますが
水溶性の汚れ(汗、血液等)は
ドライクリーニングでは落ちません



その場合は『ウォータークリーニング』
『汗抜き』という処理をお願い
してください



ただしやっているお店と
やっていないお店がありますので
ご注意を


以上が大切なスーツを長く
着ていただくためのお手入れ
方法です



参考になれば幸いです

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