靴
vol.1142
美しいスーツ姿は
引き締まったカラダづくりから
日本でただ一人
見栄えるスーツとカラダ
を仕立てる専門家
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!
『スーツは男を魅力的に見せる
ものでなければならない』
『装うことで生まれる自信は
美しいスーツと引き締まった
カラダで作られる』
昨日のブログを読んだ方から
『これから本格的な冬や
雪解けの時期の靴で
苦労しています。
オススメの靴は
ありますか?』
と質問を頂きました
雨の日・冬・雪解けにオススメの革靴
よく頂く質問ですが
毎回同じことを
お答えしています
『スエード』です
・・と言うと十中八九
『スエード⁈シミませんか?』
という反応が返ってきます
『スエードはしっかりと
防水スプレーをすれば
スムースレザーよりずっと
撥水効果があるんですよ
あとソールは革ではなく
ダイナイトソールなどの
ラバーソールにすれば
完璧です』
とお伝えしています
『そうなんですか・・・
昔からスエードはしみる
から雨の日には
向かないと思ってました』
えぇ、以前は私も思ってました
なぜスエードが向いているのか
僕が中学生くらいの頃
今から30数年前は
スエードは水が染み込んで
シミになるので
雨の日は絶対NGだと
言われた記憶があります
お手入れもそっと汚れを
消しゴムで落とすくらい
しかないデリケートな
靴だったと思います
しかし専用ブラシと
防水スプレーが登場
してから一気に状況は
変わりました
専用ブラシで汚れを落とし
毛並みを整えてから
防水スプレーをかける
ということを日常的に
やっていればいつまでも
キレイでシミの出来にくい
状態を保つことができます
撥水効果も保てます
そもそもなぜスエードが
雨の日に向いているのか?
スエードは表面が
起毛しているので
内部まで雨が浸透
しづらいのです
↑図にするとこんな感じです
↑オススメはスエードの
チャッカーブーツです
ひとつ気をつけて頂きたい
のはソールは『革』ではなく
『ダイナイトソール』などの
ラバーソールを選んでください。
↑こんなやつです。
革はシミます
でも昔はスエードは
雨に弱いって言われていた
ような気がしませんか?
実はそれも間違い
ではないのです
キチンと防水対策をしなかったり
ケアが行き届いていない場合に
色落ちが発生してしまうという意味で
雨に弱いんです
スエードは
色落ちする可能性がある点で
雨に弱いのであり
手入れさえしていれば
水を通しづらいという点で
雨に強いのです
製法も関係します
雨用靴のオススメは
『グッドイヤーウェルテッド製法』
です
なぜか?
グッドイヤーウェルテッド
製法は革底の
出し縫い糸が
インソールに
縫われていません
対して『マッケイ製法』では
革底の出し縫い糸が
インソールに縫われています
そのため、マッケイでは
出し縫い糸の隙間から
雨がシミてきてしまうのです
結論
雨の日や雪融け道の革靴には
① スエード
② ラバーソール
③ グッドイヤーウェルテッド製法
がオススメです