スーツ
vol.1277
美しいスーツ姿は
引き締まったカラダづくりから
日本でただ一人
『体重を減らす仕立て屋』
SARTORIA FISTY
の拝田昇です!
『スーツは男を魅力的に見せる
ものでなければならない』
『装うことで生まれる自信は
美しいスーツと引き締まった
カラダで作られる』
喪服
先日
『喪服を作りたいんですが』
というお問い合わせを
頂きました
今使っている喪服がだいぶ
痛んできたので
そろそろ新調したいという
お話でした
喪服とビジネススーツの黒は別物
『喪服』は『正喪服』『準喪服』
『略喪服』に分けられます
『正喪服』 モーニング
(ジャケットとベストが黒で
パンツは黒とグレーのストライプ)
『準喪服』 ブラックスーツ
(黒無地のシングル又はダブル
礼服売り場にあるもの
黒いビジネススーツではない)
『略喪服』 ダークスーツ
(濃紺や濃グレー等の無地や
目立たないストライプのスーツ)
遺族・親族で通夜・告別式の場合と
一般の弔問客で通夜・告別式の場合で
それぞれ違いがあるのですが
今日は最も一般的な
『準喪服(ブラックスーツ)』
に関して書きたいと思います
良く聞かれるのが
『黒いビジネススーツを礼服
として使っちゃダメなの?』
というものです
社会人になりたての20代前半
ならともかく、そこそこの年齢
になられたら
『準喪服(ブラックスーツ)』
と
『黒のビジネススーツ』
は使い分けることをオススメします
使い分ける理由は
『生地の違い』
が歴然としているからです
『準喪服』
光沢感が出ないように何度も
何度も染められているため
外で見ても屋内で見てもとても深い黒
『黒いスーツ』
光を反射するので外に出ると
グレーっぽく見える
あと織り方も異なります
準喪服は重厚感がありますが
黒のスーツは線を重ねて無地に
した感じなので黒いスーツで
喪服の横に並ぶとグレーに
見えてしまいます
逆に準喪服でビジネスの場に出ると
黒が深すぎて違和感があります
私自身黒いスーツを持っていない
ので、写真で比較した状態をお見せ
出来ませんが、『喪服』と『黒いスーツ』
の両方をお持ちの方は並べて
色の違いを比べてみてください
違いがよく分かると思います
お通夜や告別でビジネス用の
『黒いスーツ』で参列されて
いる方を時々見かけます
参列者も準喪服を着用すべき
ですが、会社帰りなどで
準備出来ない場合はかまいません
しかし、親族・遺族の席で
『黒いスーツ』を着用する
のはいただけません
大人のマナーとして『準喪服』を
キチンと用意しておきましょう